産休・育休中のママの約9割が仕事復帰に不安

株式会社カラダノートが、産休・育休取得中のママを対象に仕事復帰の意識調査を行った結果、約9割のママが仕事復帰に不安を抱えていることが明らかになった。調査は2024年6月7日から7月8日にかけて、同社のメルマガ会員726名を対象にインターネット上で実施された。

仕事復帰に不安を感じる理由として、「保育園の送迎と病児対応」が79.7%、「職場に迷惑をかけないか」が76.8%と最も多く、次いで「子どもの生活リズムが崩れないか」が58.2%、「環境の変化により子どもが精神的に不安定にならないか」が56.1%、「パートナーとの家事育児分担」が50.2%となった。

また、復職前に検討することとして、62.7%が「夫・パートナーと送迎や家事分担などを話し合う」と回答し、54.1%が「実家・義実家への協力をお願いすること」、36.8%が「ネットスーパーや食材宅配」を挙げた。

2025年4月から開始する育児休業給付の延長審査については、産休・育休中のママの44.6%が手続き変更を認知していた。自由記述では、適切な制度利用が促進されることに同意する声がある一方で、通年での入所のしやすさと希望する保育環境への入所を求める声が多く寄せられた。

カラダノートは、家族向けと社会向けの2つの領域で事業を展開しており、ユーザーのライフイベントデータを活用した企業とのマッチング支援や、少子化問題解決に向けた事業開発・コンサルティングを行っている。同社は今後も子育て世代の最新トレンド調査を実施していく方針だ。