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AGRIST、北海道3拠点でAI自動収穫ロボのレンタルを実施

スマート農業を手掛けるAGRIST株式会社は、2026年夏より北海道内の3拠点において、AI搭載キュウリ自動収穫ロボットのレンタルサービスを実施しました。この取り組みは、2026年3月に北海道深川市、株式会社HPRS、きたそらち農業協同組合(JAきたそらち)と締結した「次世代農業の実現と地域課題解消に関する包括連携協定」に基づく社会実装となります。あわせて、地域農業の担い手育成を目的とした遠隔操作による食農教育イベントを深川市内の小学校で開催する予定です。

北海道3拠点でのレンタル実施と背景

北海道では農業経営体数が5年間で16.4%減、基幹的農業従事者も19%減(※1)となるなど、担い手不足が進んでいます。道内の農業従事者は65歳未満の割合が58%、平均年齢は58.8歳と全国平均より若い傾向にあるものの、1経営体あたりの経営耕地面積は34haと都府県の約14倍(※2)に達しており、少人数で広大な農地を管理する労働力不足が課題となっています。

キュウリ産地であるJAきたそらちでも最盛期の収穫や栽培管理の負担が課題となっていたため、2025年秋に同管内で自動収穫ロボットの実証実験を実施し、適応性を確認しました。これを受け、2026年夏に道内3拠点でロボットレンタルが開始されました。

各拠点でのレンタル実施内容は以下の通りです。

  • JA新冠(ピーマン):6月29日〜30日 ※勉強会のための1日レンタル
  • ホクレン農業協同組合連合会(きゅうり):7月1日〜8月31日
  • JAきたそらち(きゅうり):7月2日〜10月31日

AI搭載自動収穫ロボットの特長

導入されたAI搭載自動収穫ロボットは、人手に依存していた収穫作業を代替することで省力化や省人化を図るものです。主な特長は以下の通りです。

  • 自動走行・識別:畝間のレール上を自走し、AIが収穫適期のサイズを判断
  • 安全性に配慮した設計:独自開発の収穫ハンドに誤収穫防止センサーとカメラを搭載し、葉や蔓を切らないエラー防止技術により作物や周囲を傷つけずに収穫
  • 対応作物:ピーマンとキュウリに対応

小学校でロボット遠隔操作の食農教育イベントを開催

包括連携協定における担い手育成の一環として、小学生が遠隔地からロボットを操作して収穫を行う特別授業が実施されます。

  • 日時:2026年9月24日(木)、25日(金)
  • 場所:北海道深川市内の小学校
  • 内容:児童が教室の端末からインターネット経由で遠隔地にある収穫ロボットを操作し、キュウリの収穫作業を体験
  • 目的:最先端のスマート農業技術に触れることで一次産業への興味を育み、未来の農業を支える関係人口の創出やキャリア形成のきっかけを提供

これまで全国で200名以上の子どもたちが同様のリモート収穫を体験しており、今回のイベント実施後には詳細レポートのプレスリリースが改めて配信される予定です。

今後の展開とシェアリングサービスの推進

AGRIST株式会社は今後、北海道の気候や経営規模、栽培環境に応じたロボット活用を提案する方針です。また、個々の農家による所有だけでなく、複数の農家や法人が必要な時期に共同利用するシェアリングサービス(共同利用レンタル)の普及を進め、導入コストの低減と稼働効率の向上を目指すとしています。

AGRIST株式会社について

  • 代表者:斎藤潤一、秦裕貴
  • 本社所在地:宮崎県児湯郡新富町富田南一丁目53番地1
  • 設立:2019年10月
  • 事業内容:AIとロボットを活用したスマート農業

※1 出典:北海道農政部「北海道農業・農村をめぐる情勢」(令和7年1月) ※2 出典:農林水産省「2025年農林業センサス」北海道分・確定値

AGRIST株式会社

本記事はAGRIST株式会社の発表をもとに作成されています。

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