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Sakana AIとSCSK、住友商事が包括業務提携 産業変革と社会実装へ

Sakana AI株式会社、SCSK株式会社、住友商事株式会社の3社は、AI活用を通じた日本の産業変革と社会課題解決に向け、包括業務提携を行うことで合意した。各社が持つAI研究開発力、システム統合・実装力、事業開発・産業展開力を組み合わせ、企業の主体的なAI活用を支援する。初期の取り組みとして、金融・製造業などのミッションクリティカルな領域をはじめとする4つのテーマから共同推進を開始する方針だ。

3社の強みを融合しAIの実装課題を克服

生成AIやAIエージェントなどの技術が進化する中、企業には自社の目的に応じた適切なAIの活用と、業務やデータ、既存システムとの連携、セキュリティやガバナンスを含めた運用の両立が求められている。

今回の提携では、東京都港区に本社を置きDavid Ha氏が共同創業者・CEOを務めるSakana AIの研究開発力と、東京都江東区に本社を置くSCSK(代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭)のデータ整備やシステム連携といったインテグレーション力を融合する。さらに、東京都千代田区に本社を置く住友商事(代表取締役 社長執行役員 CEO:上野 真吾)が持つ約900社の連結事業会社と10万社の顧客基盤を活用し、業務効率化にとどまらない事業やサービスの変革を目指す。

4つの初期領域で具体的な取り組みを開始

3社は、顧客企業の主体的かつ継続的なAI実装を目指し、課題の具体化から技術評価、本番利用、効果検証、継続改善までを共同で推進する。初期の取り組みとして以下の領域から着手する。

  • 金融・製造業などミッションクリティカルな領域における実案件の推進: 高い信頼性や品質、セキュリティが求められる実案件を起点に、PoCから設計・実装、運用までを共同で実施し、継続活用に向けた知見を蓄積する。
  • サイバーセキュリティ領域における新たなサービス・事業モデルの検討・開発: Sakana AIが開発した日本発のオーケストレーション(※1)AIモデルを活用し、脆弱性の診断から修正までを支援するサービスやソリューションの開発を進める。
  • 企業向けAIプロダクト・サービスの共同開発・高度化: 企業の利用シーンや課題を起点に、業務やシステムに関する知見を組み合わせ、目的に応じて継続的に評価・改善できるプロダクトの開発を目指す。
  • 社会インフラ領域への展開: 住友商事がグローバルに展開する総合的な街づくりの知見・基盤を生かし、国内での成果や知見を海外へ展開する。

(※1) 司令塔となるAIがタスクに応じて複数のAIモデルを選択し、処理の振り分けや連携を行う仕組み

幅広い産業領域への展開と今後の展望

3社は、実案件やプロダクト開発を通じて得た知見をもとに、他の顧客にも展開可能なサービスや事業モデルへと発展させていく。さらに、製造や社会インフラなど幅広い産業領域への展開を進めるとともに、案件や事業テーマに応じて必要な技術や専門性を持つ企業との連携も視野に入れ、AIの社会実装を広げていくとしている。

提携各社の概要

  • Sakana AI株式会社
  • 概要: David Ha(CEO)、伊藤錬(社長/Chairman)、Llion Jones(CTO)が2023年に設立した東京拠点のAI R&D企業。The AI Scientist、マルチエージェント・オーケストレーション基盤モデルなどの独自技術を開発
  • URL: https://sakana.ai/
  • SCSK株式会社
  • 概要: コンサルティングからシステム開発、検証サービス、ITインフラ構築、ITマネジメント、ITハード・ソフト販売、BPOまでを提供。AIの取り組みとしてPROACTIVE、NebulaShift、NebulaCoreを展開
  • URL: https://www.scsk.jp/
  • 住友商事株式会社
  • 概要: グローバルネットワークと多角的な産業分野での基盤をベースに事業活動を展開。2025年10月にはデジタル・AI戦略(Digital and AI Strategy=DAIS)を策定
  • URL: https://www.sumitomocorp.com/ja/jp

本記事はSakana AI株式会社、SCSK株式会社、住友商事株式会社の発表をもとに作成されています。

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