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Lister、15業界の供給構造を比較したフィジカルAI産業構造分析レポートを公開

製造業領域に特化した市場情報調査・データ提供基盤を開発する株式会社Listerは、独自に収集・整備したフィジカルAI関連企業データベースをもとに、15業界の供給構造を比較分析した「業界別フィジカルAI産業構造分析レポート2026」を公開しました。

本レポートでは、フィジカルAI関連企業734社と、企業と業界の関係1,105件を対象に、価値連鎖や技術構成などを比較しています。分析結果と主要グラフは特設サイトで公開されており、PDF版レポートも無料で提供されています。

業界分類ではなく作業構造が供給企業の構成を左右

分析の結果、フィジカルAIの供給構造は業界によって重心が大きく異なることが明らかになりました。例えば、農業・一次産業ではロボット本体、建設・インフラでは認識・センシング、交通・モビリティでは計算・制御基盤に特徴が現れています。

また、業界分類が異なっていても、現場で解くべき作業や実装構造が近い業界同士では、供給企業の機能構成も近づく傾向が確認されました。一般製造業と食品・飲料ではロボット本体や認識・センシング、システム統合の組み合わせが近く、物流・倉庫や不動産・施設管理、小売・商業では既存設備や業務システムとの接続が共通項となっています。

レポートでは、ロボット本体を供給する市場と、現場への組み込みを担う市場の構造的な違いについても指摘されています。

ロボット本体とシステム統合の構成比を比較すると、農業・一次産業ではロボット本体が45.9%、システム統合が13.5%となり、医療・介護でもロボット本体が38.6%、システム統合が9.1%でした。これに対し、一般製造業ではロボット本体が15.6%、システム統合が34.1%と逆転しています。これにより、ロボット機体を供給する企業が多いことと、最終的な現場実装を担う企業が多いことは同義ではないことが示されています。

公開情報における可視化の形にも違いが見られ、一般製造業では製品・サービスとしての外部提供情報が63.4%を占める一方、不動産・施設管理では46.3%、建設・インフラでは44.9%が導入・稼働事例として可視化されていることが確認されました。

事業開発・投資・導入に向けた示唆

本レポートでは、分析結果を踏まえた事業展開や投資への示唆として、以下の3点が挙げられています。

  • ベンダー向け:業界名にとどまらず、誰が設計や既存設備への接続、運用を担うのかという実装責任の所在を販売設計に組み込むこと
  • 導入企業向け:機体性能だけでなく、制御、データ接続、安全、保守、教育などを含めた周辺の供給体制を評価すること
  • 投資・提携向け:企業数だけでなく、機体と統合などの間に生じる構成上の非対称性から市場のボトルネックを捉えること

株式会社Lister 会社概要

  • 会社名:株式会社Lister
  • 代表者:代表取締役 永良 慶太
  • 所在地:〒108-0075 東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー8F
  • 事業内容:製造業領域に特化した市場情報調査・データ提供基盤の開発
  • 公式サイト:https://lister.jp/

本記事は株式会社Listerの発表をもとに作成されています。

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