S2Wとテクノプロがダークウェブ対策セミナーを開催へ AI脅威への先制対処を解説
S2W Inc.と株式会社テクノプロは、ダークウェブ上の情報漏洩リスクや先制的なセキュリティ対策手法を解説するセミナーを開催する。高度なAIモデルの登場に伴うサイバー脅威の急速な変化を踏まえ、自社関連情報の露出状況を継続的に可視化する重要性を紹介する。マジセミ株式会社が協力として参画する。
認証情報の漏えいリスクは、AIの急速な進化によって深刻さを増している。2026年4月にアンソロピック社がフロンティアAIモデル「ミュトス」を発表し、脆弱性の発見から攻撃コードの生成までを自律的かつ高速に行える能力が報じられた。
これを受けて2026年5月には、金融庁が日本銀行と連名で「フロンティアAIによる脅威変化を踏まえた金融機関等の短期的な対応」に係る要請を公表した。脆弱性の発見から攻撃に至るまでの期間が大幅に短縮され得る状況を背景に、経営層の直接関与のもとで資産管理や脆弱性管理、パッチ適用、監視対応、レジリエンスの強化をおおむね1か月程度を目途に求める内容となっている。全国銀行協会もこれに対応したサイバーセキュリティ管理態勢の参考例を会員向けに発出している。攻撃のスピードが上がるなかで、流出した認証情報は脆弱性を悪用せずに侵入できる経路となるため、継続的に漏えい状況を把握するプロアクティブな備えが求められている。
多くの企業では社内ネットワークや端末の防御を実施している一方、ダークウェブ上に流通する自社関連情報の継続的な監視までは行き届いていない実態がある。退職者や委託先のアカウント情報の不正利用、顧客情報や機密文書の流出による二次被害、攻撃者フォーラムで標的として話題に上がるといったリスクが懸念されている。
ダークウェブ上の情報は日々変化するため、過去に調査を実施していても継続的な見直しが必要となる。また、漏洩情報を検知できた場合でも、優先度の判定や関係部門・経営層への共有体制が整っていなければ対策に踏み切れない課題が存在する。

QUAXARを活用した先制対処と参加者向け無償確認
セミナーでは、ランサムウェア対策を被害発生後の対応にとどめず、ダークウェブ上の情報を起点とした先制対処として位置づける手法を解説する。漏洩アカウントや機密情報、攻撃者コミュニティでの言及を検知し、優先度付けを行って関係部門や経営層へ説明するプロセスが取り上げられる。
解説においては、インターポールを含む国際機関や政府機関での実績を持つQUAXAR(クェーサー)を活用したリスクの継続的把握と実践ポイントが示される。希望する企業に対しては、従業員アカウントのパスワード漏洩状況の件数を無償で確認できる個別フォローも提供される。この調査はダークウェブなど外部の秘匿性の高い領域を対象とし、対象企業の社内ネットワークへアクセスすることなく外部流出状況のみを確認する仕組みとなっている。
本記事はマジセミ株式会社の発表をもとに作成。
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