ADVASAがNasdaq上場後の株式状況や経営体制を説明
フィンテック決済持株会社のAdvasa Holdings, Inc.(Nasdaq: ADBT)は、2026年8月25日に普通株式がNasdaq Global Marketで取引を開始したことを受け、株主からの質問に対する説明を行いました。ダイレクトリスティングによる上場の詳細や最大株主の株式保有状況、経営体制の移行、事業の進捗状況などについて公表しています。別途記載がある場合を除き、開示内容は米国証券取引委員会(SEC)への提出書類に基づいています。
上場方式と再売却登録株式の内容
ADVASAの普通株式は2026年8月25日、ダイレクトリスティング方式によりNasdaq Global Marketで取引を開始しました。この方式は引受証券会社を通じて資金調達を行う公募ではなく、上場に関連して普通株式を新たに発行または売却しておらず、当社が資金を受領した事実もありません。
再売却目論見書は、既存株主が保有する普通株式最大94,046,357株を対象としており、登録株主(registered stockholders)とされる既存株主は随時売却が可能です。これらは既存株式であり、売却代金を当社が受領することはなく、売却の有無や時期、価格を当社が管理するものではないとしています。また、再売却登録自体は将来的な売却を可能にするものであり、売却の実施や意向、売却義務を示すものではありません。
最大株主の保有状況と発行済普通株式数
2026年8月18日にSECへ提出されたSchedule 13Dによると、最大株主である小杉朝光氏はADVASA普通株式232,638,232株(発行済普通株式の約47.76%に相当)を実質的に保有しています。当社が確認した記録に基づき、2026年8月25日から2026年9月9日までの間、小杉氏による公開市場取引や私的取引等を通じた株式の売却・譲渡はなく、保有株数に変更がないことが確認されています。
また、2026年9月9日現在で同氏が保有する株式について、担保設定やマージンローンの対象となっているものはなく、ヘッジ取引、証券貸借契約、Rule 10b5-1に基づく取引計画も採用されていません。なお、2026年8月12日現在の発行済普通株式総数は487,065,702株で、2026年6月30日現在と同数となっています。
経営体制の移行
2026年9月2日提出のForm 8-Kで開示されたとおり、Katharyn Field氏が2026年8月27日付で最高財務責任者(CFO)を辞任しました。辞任理由は個人的なものであり、当社や経営陣、取締役会との紛争や意見相違によるものではないと説明されています。現在は最高経営責任者(CEO)のGrady Rytherが暫定CFOを務めており、後任の常任CFOの選任が進められています。
事業アップデートと今後の展開
ADVASAの中核製品である「FUKUPE」は、稼得済み賃金をリアルタイムで受け取れる特許取得済みのEWAプラットフォームです。現在は日本で提供されており、インドネシアおよびアラブ首長国連邦(UAE)での市場展開に向けた準備が進められています。知的財産基盤は日本、米国、韓国、シンガポールを含む市場で構築されています。
決済機能の面では、2026年9月2日にADVASA Visaカードが従来の法定通貨に加えてUSD Coin(USDC)による決済に対応したことが発表されました。さらに、既存金融テクノロジーの延長としてReal-World Assets(RWA)のトークン化に関する機会を検討する意向も示されています。
ADVASAの概要
- 企業名:Advasa Holdings, Inc.
- 企業HP:https://adbt.io/
- IRサイト:https://ir.adbt.io/
- 拠点・設立:デラウェア州で設立、日本子会社はADVASA株式会社
- 主な事業:EWAプラットフォーム「FUKUPE」の運営、フィンテック決済ソリューションの提供
本記事はAdvasa Holdings, Inc.の発表をもとに作成されています。
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