フジキカイなど5社開発の包装技術、日本パッケージングコンテストで最高賞を受賞
自動包装機メーカーの株式会社フジキカイは、グループ会社の株式会社フジパックシステム、株式会社エムエスティ、コニカミノルタ株式会社、ダックエンジニアリング株式会社の5社で共同開発した包装機「水系IJP搭載横形ピロー包装機FPW3410ⅡB」を用いた作品で「2026日本パッケージングコンテスト」のジャパンスター賞(公益社団法人日本包装技術協会会長賞)を受賞した。同コンテストにおける最高賞の獲得となり、同社としては初の受賞となる。
5社共同開発によるフィルム廃棄量削減への取り組み


今回の受賞作品は「水系IJP×包装機上でのダイレクト印刷でフィルム廃棄量を削減」と題されたもので、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「2026日本パッケージングコンテスト」(第48回)において選出された。本年は応募352作品の中からジャパンスター賞12賞、包装技術賞6賞、包装部門賞13が選定されている。
プラスチック原料であるナフサの供給や価格の不安定さに伴い包装フィルムの価格高騰が続く中、商品のリニューアル時に発生する旧版フィルムの破棄はコスト面や環境面での課題とされてきた。これに対し、食品にも安全とされる水系インクジェットを用いて包装機上部でカラー印刷から乾燥工程までを行い、即時に包装機本体へフィルムを送り込む技術を5社で共同開発した。
水系IJP搭載横形ピロー包装機の機能と導入効果
受賞作品で使用された「水系IJP搭載横形ピロー包装機 FPW3410ⅡB」は、水系インクジェットプリンタ、乾燥装置、検査装置を搭載し、フィルムへ直接印刷を行いながら1分間に最大80個の製品包装ができる仕様となっている。
包装機上で印刷を行うことで共通フィルムの使用が可能となり、製品ごとのフィルム作成(製版)が不要となるため、製品改廃に伴う旧版フィルムの廃棄量を削減できるとしている。また、ラベルやシールを貼付する工程が不要となるほか、グラビア印刷フィルム使用時(※1)と比較して1本あたり約15万円のコスト削減が可能とされ、環境面では年間CO2排出量を53%削減(※2)できると試算されている。
※1:グラビア5色(白+CMYK)印刷+版代を製品1種類分の費用として換算し、最低ロット3本とする。自社調べ。 ※2:前提条件:中食150億食/年間(W/W)として。
今後の実機展示および関連企画展
受賞作品および包装機は、複数の展示会や企画展で紹介される予定となっている。
- TOKYO PACK 2026 “東京国際包装展”(2026年10月14日〜10月16日、東京ビッグサイト):東7ホールの特設ブース「2026グッドパッケージング展」での作品公開に加え、株式会社フジキカイ/株式会社フジパックシステム ブース(東3ホール 3M19)にて実機の展示および実演デモを実施
- 現代日本のパッケージ2026(2026年10月17日〜2027年1月17日、印刷博物館 P&Pギャラリー):日本で開催されている三つのパッケージコンクールの各受賞作品とともに展示
- フジコミュニケーションプラザon WEB 2026(2026年9月16日 09:00〜9月30日 18:00、オンライン):製品動画を先行公開


株式会社フジキカイの概要

- 社名:株式会社フジキカイ
- 本部所在地:愛知県北名古屋市沖村西ノ川91
- 代表取締役:生田 涌希
- 事業内容:包装機・包装システムの製造・販売
- 創業:1946年1月
本記事は株式会社フジキカイの発表をもとに作成されています。
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