三社電機製作所、CALPOTE UG3シリーズを開発 2026年9月受注開始へ
株式会社三社電機製作所は、自社製半導体デバイスを搭載した三相サイリスタ式電力調整器のモデルチェンジ品として「CALPOTE UG3シリーズ」を開発した。製造設備におけるIoTや遠隔監視への対応に伴う機器増加や保全負担に対応するため、通信機能、表示・監視機能、保護機能を強化している。受注開始は2026年9月を予定している。
通信ユニットの内蔵と省スペース化
従来は外付けだったオプションの通信ユニットを、本体に内蔵して取り付けられる構造へと改良した(※通信機能はオプション)。25~50Aモデルでは、通信ユニット使用時の設置面積を従来比約11%削減している。制御盤を小型化することで、設計や省スペース化から設備の運用・保全に至るまで設備全体の使いやすさに寄与し、IoTや遠隔監視への対応を容易にする。

表示パネルの標準搭載と保護機能の強化
従来はオプション機能だった表示パネルを標準搭載とすることで、設備の状態を把握しやすくし、日常の設備監視を容易にした。
保護機能の面では、抵抗値変動負荷に対応した断線検出機能を搭載し、各種ヒーターの断線検出が可能となった。これにより日常の保全作業を支援し、安定した設備運用につなげる。
また、従来品である「UF3シリーズ」との取り付け互換性を確保している。既設設備からの変更を最小限に抑えることで、設備停止時間や更新工事の負担を軽減し、既存設備からのスムーズな更新を可能としている。
製品仕様と出展情報
製品の仕様および主な用途は以下の通りとなっている。
- 入力電圧範囲:100V~480V
- 定格出力電流:25A / 35A / 50A / 75A / 100A / 150A / 250A /350A /450A
- 使用用途:鉄鋼・非鉄金属・半導体・ガラス・通信分野など、ヒーター等の電力制御を必要とする各種製造設備・制御盤
なお、2026年9月9日から開催されているサーモテック2026(東京ビッグサイト)にて本製品の展示が行われる。
株式会社三社電機製作所について
大阪市に本社を置く株式会社三社電機製作所は、1933年に開発した映写機用電源以来、「パワー半導体」と「電源機器」メーカーとして事業を展開している。2023年にはパーパス「パワーエレクトロニクスと創造力で、社会を前進させる。」を掲げ、研究・開発を進めている。
本記事は株式会社三社電機製作所の発表をもとに作成。
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