ヘッドウォータースら、富士通やハノイ工科大学とAIビール開発の成果を国際学会で発表
株式会社ヘッドウォータースとベトナム子会社であるDATA IMPACT JOINT STOCK COMPANYは、富士通株式会社とハノイ工科大学(HUST)が進める「AIビール・プロジェクト」に参画しました。食品・飲料テクノロジー分野の国際学会「SPISE 2026」において、HUST食品工学科および富士通とともに共同発表を行いました。
本取り組みは、富士通とHUSTがAI分野の共同研究や人材育成に関して締結した協力覚書(MOU)のもとで、因果AIの活用テーマとして選定されたビール開発プロジェクトです。
学際的アプローチによる研究成果を国際学会で共同発表

国際学会「SPISE 2026」では、「AIによるラガービールのレシピ開発 ― AI・研究開発・消費者インサイトを統合した学際的アプローチ」をテーマに発表が行われました。
発表者には、HUST食品工学科のPhu Ha Ho、Hoang Quoc Tuan、Le Tuan Phuc、Nguyen Tien Thanh、Son Chu Kyの各氏、富士通のDoi Yuki、Sumiya Yutaの両氏、ヘッドウォータースのKoyama Go氏、Data ImpactのDang Quang Duy氏が名を連ねています。
学生データの収集から官能評価までの開発プロセス
プロジェクトにおいて、Data Impactは富士通の因果AIとHUSTの学術知見を実際のビール醸造に結びつける役割を担い、ビール製造パートナー企業との折衝・体制構築や、学生アンケートから試験醸造、学会発表までの全体調整を担当しました。
発表されたこれまでの取り組み内容は以下の通りです。

- HUST学生286名を対象にアンケートを実施し、味の好みや飲用シーンなどを収集
- 富士通の因果AIがアンケート結果をもとに2種類の試験醸造レシピを生成
- HUST食品工学科がラボスケールで試験醸造を実施し、7月までにパネリスト68名による官能評価を実施
学生の嗜好データをAIが最適化し、醸造家が検証するという一連のプロセスが体系立てて報告されました。
本格醸造と式典披露に向けた今後の計画
プロジェクトは今後、8月〜9月に本格醸造を予定しており、10月15日に開催されるHUST創立70周年記念式典での披露を視野に準備が進められています。
ヘッドウォータースとData Impactは、富士通やHUSTと連携しながら本格醸造や記念式典に向けた準備を進めるとともに、AIを活用した食品・飲料開発の実証事例として取り組みを継続する予定です。あわせて、今後はフィジカルAIによる醸造プロセスの自動化も検討していく方針としています。
会社概要
株式会社ヘッドウォータース
- 所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
- 代表者:代表取締役 篠田 庸介
- 設立:2005年11月
- URL:https://www.headwaters.co.jp/
DATA IMPACT JOINT STOCK COMPANY
- 所在地:ベトナム ハノイ市
- 代表者:Dang Quang Duy
- 設立:2023年6月
- URL:https://www.dataimpact.jp/
本記事は株式会社ヘッドウォータースの発表をもとに作成されています。
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