ESAT-J対策アプリを都内中学校で実証実験

東京都は2022年よりESAT-J(English Speaking Achievement Test for Junior High School Students)と呼ばれる英語スピーキングテストを導入しており、2023年11月の試験では約7万人の中学3年生が受験した。2024年からは都内中学校1学年、2学年を対象としたテストESAT-J YEAR 1(Y1)・ESAT-J YEAR 2(Y2)も導入される予定だ。

そんな中、英語学習者向けにスピーキングテスト対策コンテンツを提供しているAKA株式会社が、ESAT-Jの出題傾向を基にしたスピーキングテスト対策アプリ「Musio ESAT-J通信教育」を開発した。このアプリではAIを用いて、模擬テスト、採点・分析、パート別演習などの機能を通して効率的なテスト対策学習を実現するという。

AKA株式会社は、Musio ESAT-J通信教育の効果検証とソリューションの改善を目的に、墨田区立吾嬬第二中学校と実証実験を実施することを決定した。2024年9月頃に3年生を対象に行われる予定で、生徒にとってテストの実践練習の場になることが期待されている。

実証実験では、生徒がMusio ESAT-J通信教育の学習コンテンツや模擬テストを受講し、学習や記憶の定着効果を測定する。得られた結果は英語学習者により良いソリューションを提供するために活用され、アプリの改善・改良や新規開発に役立てられるとのことだ。

墨田区立吾嬬第二中学校は1947年に開校し、卒業生総数は14,200名に上る伝統校だ。生徒一人一人が生かされ、所属感・存在感のもてる学年・学級経営を進めており、2023年には”社会を明るくする運動”への尽力が認められ、法務大臣から感謝状が贈呈された。