パーソルイノベーション、AI研修のROIを試算する無料シミュレーター提供開始
パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社 ビルスピカンパニーは、AI研修の投資対効果を短時間で試算できる無料シミュレーションサービス「AI研修 ROIシミュレーター」の提供を開始した。業界や職種、対象人数など8つの項目を入力することで、AI研修による年間創出価値や投資効果、投資回収期間などを約3分で試算できる。企業のAI活用における投資判断や社内提案の支援を目的としている。
日本企業において生成AIの導入や活用が進む中、総務省の「令和8年版 情報通信白書」によると企業の生成AI利用率は68.9%に達している一方、組織的な業務変革まで実現できている企業は限定的な状況にとどまる。また、PwC Japanグループの「生成AIに関する実態調査2026 春 6カ国比較」では、日本企業の87%が生成AIの活用・推進に取り組む一方で、「期待を大きく上回る効果」を実感している企業は9%にとどまっている。
さらに、経済産業省のGENIAC「生成AI導入の共通課題と成功事例導出に向けたヒント」においても、導入企業の共通課題として投資対効果(ROI)やモニタリングが挙げられている。AI導入や人材育成への投資が進む一方で、創出される価値や投資の回収期間を定量的に説明することが難しく、意思決定や社内合意形成に課題を抱える企業が少なくないことが背景にある。
「AI研修 ROIシミュレーター」は、AI人材育成施策の投資対効果を可視化する無料サービスである。個人情報の入力や会員登録は不要で、全8問の選択肢に回答することで約3分で結果を確認できる。
本サービスでは以下の項目が試算・提示される。
- 年間創出価値:AI活用で削減できる見込み時間を、対象者の人件費ベースで生産性換算した金額(給与削減額ではない)
- 投資効果(ROI)と投資回収期間:想定する研修・導入費用に対し、年間創出価値が何倍になるか、何ヶ月で回収できるかを算出
- AI活用余地と優先業務:業界水準と自社の現状を比較した伸びしろと、該当職種で最初に着手すべき代表業務を提示
利用手順は、業界・職種・人数などの条件を1問ずつ選んで試算結果を確認したのち、詳細レポートの受け取りを通じて業務詳細に応じた年間創出価値の精緻化や次の施策提案を受ける流れとなっている。
サービスURL:https://roi.buildspi.jp/
ビルスピカンパニー代表の片岡 秀夫氏は、AI人材育成の重要性を理解しながらも投資に見合うリターンを説明できずに十分な投資判断ができていない状況が、日本企業のAI活用を阻むボトルネックであると指摘する。そのうえで、「AI研修 ROIシミュレーター」について「人材育成をコストではなく、事業成果につながる投資として評価するためのツール」であると述べている。
「ビルスピ(旧:TECH PLAY Academy)」は、企業のDX人材育成を支援するサービスである。大手企業100社以上で研修を実施し、満足度95%超、リピート率90%超の実績を持つ。生成AIやデータサイエンス、事業開発、エンジニアなどの専門家が設計したオーダーメイド型研修を提供している。
運営会社であるパーソルイノベーション株式会社は、パーソルグループの次世代事業創造を目的に2019年4月に事業を開始した。主な展開事業は以下の通りである。

- 若年層・未経験者向け転職支援サービス「ピタテン」やドライバー特化型転職エージェント
- 求人データベース事業「HITO-Linkエージェント」(掲載求人数:約10万件 ※当社調べ。2026年7月末時点の『HITO-Linkエージェント』データベース掲載求人を対象に、複数媒体の重複求人を除いて集計)
関連URL:
- ビルスピ:https://www.buildspi.jp/
- パーソルイノベーション株式会社:https://persol-innovation.co.jp/
本記事はパーソルイノベーション株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



