タイガー魔法瓶、小学生向けSDGs出張授業でマイボトル推進

タイガー魔法瓶株式会社は2024年7月4日、大阪府の学校法人大阪初芝学園はつしば学園小学校にて、小学4年生89名を対象に特別出張授業を実施した。この授業は、同社が24年度より立ち上げた「タイガー魔法瓶 マイボトルでSDGsプロジェクト for School」の一環であり、身近な水筒をテーマにプラスチックごみ削減やSDGsについて学ぶ内容となっている。

授業では、プラスチック製品が自然環境に与える影響や、ステンレス製ボトルの回収ボックスについて説明が行われた。また、児童たちは実際に水筒に触れながら、理想のマイボトルを描くワークに取り組んだ。授業を受けた児童からは、「自分が使いたいと思うような好きな水筒の絵を描けて楽しかった」「水筒を回収できるボックスがあることを知らなかったから勉強になった」などの感想が聞かれた。

タイガー魔法瓶では、真空断熱技術を活用したステンレス製ボトルの特徴や構造についても説明。熱の移動の3要素である「伝導」「対流」「放射」と、真空断熱ボトルの保温・保冷の仕組みを、実物のボトルを用いて解説した。

また、同社では使用済みのステンレス製ボトルの回収ボックスを全国400カ所以上に設置しており、授業内でも28本のボトルが回収された。回収されたボトルは、リサイクル効率を上げるために素材ごとに分別され、純度の高いステンレス原料として再利用される。

タイガー魔法瓶は、「NO・紛争鉱物」「NO・フッ素コート」「NO・丸投げ生産」「NO・プラスチックごみ」の4つの約束を掲げ、健康配慮、人権配慮、環境配慮を実現するための取り組みを行っている。同社は、学校や生徒と一緒に環境について考えるきっかけづくりを行うことで、持続可能な社会の実現に向けて貢献していく方針だ。