誉田哲也の最新刊『首木の民』、6月19日に発売
警察小説の旗手として知られる作家の誉田哲也が、国家の闇に切り込む社会派小説『首木の民』を2024年6月19日に双葉社から刊行する。
あらすじ
大学の客員教授・久和が窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕された。職務質問を受け、運転する車の中から、血の付いた他人の財布が発見されたのだ。久和は内閣府が設置する経済財政諮問会議に参加したこともある掲載政策通だが、警視庁志村署の佐久間に対し「公務員を信用していない」と言い、取り調べは一向に進まなかった。
一方、財布の持ち主を探していた志村署の中田は、フリーライターの菊池に行き着く。
菊池は、ある交通事故を探っていたが、その事故には財務省に関係する人物が絡んでいた――。
本作は、私たちの日常生活に深く関わる「お金」をテーマにした作品だ。警察小説でありながら、読み進めていくうちに税金、国債、財務省のことが次々と明らかになる。発売前から書店員から絶賛の声が続出しており、読書メーターの「読みたい本ランキング」では単行本部門で1位を獲得した。
誉田哲也は1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞、2003年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。『ストロベリーナイト』『ジウ』各シリーズといった警察小説や、『武士道』シリーズなどの青春小説等を発表し、多くの読者を獲得している。
『首木の民』は四六判上製、予価1800円+税、2024年6月19日に双葉社から発売される。