アルサーガパートナーズ、最先端の生成AI研究チーム「Arsaga GenerativeAI Lab」を本格始動

企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社は、生成AIの最先端研究チーム「Arsaga GenerativeAI Lab」を本格的に発足した。同社は、世界中の生成AIの最新技術を研究することで、これからの生成AI市場の発展を予測し、この技術を活用した次世代のソリューションを持続的に創出することで、顧客の新しいビジネスをサポートしていく方針だ。

近年、生成AI分野ではOpenAIやAzureを活用したサービスが主導権を握っていたが、Google、Meta、Microsoft、Amazonなどの企業も異なる強みを持つサービスを提供するようになり、今後は多様なサービスが目的に応じて使い分けられる時代に突入すると予想されている。

アルサーガパートナーズでは、これまでOpenAIのAPIに注力して研究と実装を進めてきたが、今後はOpenAIだけに依存せず、各社の大規模言語モデル(LLM)を調査し、生成AIの最先端技術を研究することで、次世代に役立つ生成AIソリューションを提供することを目指している。

同社の代表取締役 CEO/CTOである小俣泰明氏は、2024年1月に一般社団法人Generative AI Japanの理事に就任した。同社は、Generative AI Japanの一員として、生成AI市場の最先端で価値を生み出していくためにも、この研究チームで更なる研究開発に注力する方針だ。

Arsaga GenerativeAI Labでは、市場に生まれるLLMについての調査、マルチモーダルRAG(テキスト、画像、ビデオなど複数のデータソースから情報を統合し、新しいコンテンツを生成する技術)の調査、生成AIの回答精度を向上させるための研究などを進めている。

同ラボの所長を務める横溝比呂氏は、「近年の生成AIの進歩は目覚ましく、社会に大きな変革をもたらしている。生成AIを活用しない企業は取り残されるリスクがある」と指摘。「生成AIはあなたの仕事を奪うものではなく、一人ひとりのアシスタントとして共存するべき存在だ」と述べ、生成AIと共存する時代において新たな価値を創造するために全力を尽くしていく考えを示した。

アルサーガパートナーズでは、法人/行政向けGPTソリューション「ARSAGA INSIGHT ENGINE powered by GPT」、日本語特化の次世代AIツール「プロンプトパーク」、生成AIを使った次世代のタスク管理アプリ「ネクストアクション」、生成AI時代の職場環境を向上するための新サービス「アルサーガ離職&ハラスメント防止ソリューション」、自社データを安全な専用環境で利用できる中小企業向けパッケージ「Chatty」など、生成AIを活用した様々なソリューションを提供している。