フジロック’26で忌野清志郎 PEACE SONGSが登場 片平里菜ら集結
新潟県湯沢町 苗場スキー場で開催された「FUJI ROCK FESTIVAL’26」の3日目となる7月26日、GYPSY AVALONのステージに「忌野清志郎 PEACE SONGS」が出演した。Nagie Lane、片平里菜、暴動クラブに加え、ゲストボーカルの藤原さくらやROY(THE BAWDIES)が集結。忌野清志郎が歌に込めたメッセージを受け継ぎ、多彩なアレンジとともに披露した。
多彩なアーティストが集結しシンプルな形で歌を届ける
「忌野清志郎 PEACE SONGS」は、Nagie Laneのmikako(vo,ag)、mayu(vo,harp)、baratti(vo,ba)、片平里菜(vo,ag)、暴動クラブの釘屋玄(vo,ag)、マツシマライズ(ag)、鈴木壱歩(dr,per)で構成され、公式プロフィールには忌野清志郎の名前もクレジットされている。
バンマスを務めるbarattiはステージ途中のMCで、企画を通じて清志郎が日々悩み考えながら独自の言葉で歌詞にしていたと感じたことに触れ、「彼の大切な言葉をのせた歌を、歌い繋いでいきたい」「このことだけをやっていたら、世界は平和になるということを、めちゃくちゃシンプルな言葉で歌った曲を、僕たちもめちゃくちゃシンプルな形で届けたい」とユニットのコンセプトを語った。今回の楽曲アレンジは全編にわたりbarattiが手がけている。
平和への祈りを込めた名曲の数々を披露
開演時間になると、フジロックの公式テーマソングである忌野清志郎の「田舎へ行こう ~Going Up The Country」が流れる中、メンバーが登場した。
1曲目にはボブ・ディランの楽曲「I Shall Be Released」(1967年)の日本語カバー「アイ・シャル・ビー・リリースト」(RCサクセション『コブラの悩み』収録。1988年)を演奏。東日本大震災と原発事故から15年目を迎えた今年、福島出身の片平里菜がアコースティックギターを抱えて歌声を響かせた。

続いて原子爆弾をテーマにした反核ロックンロール「LONG TIME AGO」(ザ・タイマーズ『THE TIMERS』収録。1989年)では、広島出身の釘屋玄がリードボーカルを担当。その後、ザ・タイマーズの1stシングル「デイ・ドリーム・ビリーバー」(1989年、オリジナルは1967年のモンキーズ)や、1番を片平里菜、2番をmayuが歌い継いだ「激しい雨」(忌野清志郎『夢助』収録。2006年)が演奏された。
中盤では楽器を置き、全員が指でリズムをとりながらソウルバラッド「世界中の人に自慢したいよ」(忌野清志郎のシングル。1996年)をNagie Laneのリードによるアカペラで披露。「JUMP」(忌野清志郎のシングル。2004年)では再び楽器を手にして力強いロックンロールを展開した。
終盤にはゲストボーカルとしてROY(THE BAWDIES)と藤原さくらがステージに登場。片平里菜の曲紹介に続き、「朝霧JAM 2025」でダイヤモンド☆ユカイと片平里菜が披露したことでも話題を呼んだ「イマジン」(RCサクセション『COVERS』収録。1988年、オリジナルは1971年のジョン・レノン)を全員で歌唱した。同曲では忌野清志郎による意訳バージョンとジョン・レノンのオリジナルをパートごとに歌い分け、ステージを締めくくった。終演後のBGMにはRCサクセションの「あふれる熱い涙」が使用された。
本記事は秋元美乃氏のレポート(撮影:小野田麻里 (アトミックカフェ))をもとに作成。
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