CytivaがCytiva Forum Japan 2026を開催
米ダナハーグループ(Danaher Group)の一員であるCytiva(サイティバ)は、2026年9月7日(月)~8日(火)にかけて、東京コンファレンスセンター・品川でバイオ医薬品業界向けフラッグシップイベント「Cytiva Forum Japan 2026」を開催しました。本フォーラムは「課題を明確にし、次の一歩へ」をコンセプトに掲げ、研究・開発から製造・品質までを対象とした20のセミナーやパネルディスカッションを実施しました。会場ではエンドツーエンドのバイオプロセスワークフローに沿った製品展示のほか、製薬企業、CDMO、アカデミア、スタートアップ、業界関係者が参加するネットワーキングセッションも行われました。
次世代モダリティの実用化を支える技術革新
フォーラムでは、細胞・遺伝子治療の発展を支える送達技術および製造技術に焦点を当てたセッションが複数実施されました。
JCRファーマは、独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo®」を応用した新規AAVベクター「JUST-AAV」の研究成果を発表しました。あわせて、細胞治療、in vivoアプローチ、脂質ナノ粒子(LNP)を活用した送達技術など、次世代モダリティの実用化を支える新たな技術動向も紹介されました。
Cytiva Genomic Medicine Scientific DirectorのPeiqing Zhang博士は、細胞治療が大きな転換期にあるとした上で、「製造工程の自動化・高速化による複雑性の低減に加え、ウイルスベクターやLNPを活用して体内で免疫細胞を直接改変するin vivo細胞治療の進展が、次世代の治療の姿を形作り始めています」と述べ、実現には幅広いステークホルダーとの連携が不可欠であると説明しました。

製造技術の高度化と産業基盤の強化
製造および品質分野におけるセッションでは、PIC/S GMP Annex 1への対応、PUPSIT、シングルユース技術、製造効率化、環境負荷低減といった課題が取り上げられました。
中外製薬は、Cytivaと共同開発した設備を活用した連続生産プロセスのスケールアップ事例を紹介しました。さらに、日本のバイオ医薬品製造基盤の強化や次世代人材の育成をテーマとした講演やパネルディスカッションも行われました。
Cytiva JapanゼネラルマネージャーのNick Linesは、業界を取り巻く環境が大きく変化していることに触れ、本フォーラムが参加者にとって課題を整理し、新たな連携やアクションにつなげる機会となることへの期待を示しました。


Cytivaの概要
- ミッション:「治療薬開発の前進と加速(Advance and Accelerate Therapeutics)」
- 展開規模:40カ国以上で約15,000人の従業員が活動
- 事業内容:バイオ医薬品開発・製造における柔軟性、生産能力、生産効率の向上を支援。研究開発から商業生産に至る包括的な製品・技術・サービスを提供
- 公式サイト:cytiva.com
本記事はCytivaの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



