イード、法人向けAI基盤AI:QLUE / ccboxの無償トライアル開始
株式会社イードは、法人向けAIプラットフォーム「AI:QLUE / ccbox」の30日間無償トライアルの提供を開始した。同サービスは、チャットAIとの対話を通じて業務アプリの作成や社内公開、資料作成ができるほか、利用コスト管理や監査機能を備えている。自社のメディア事業本部での実運用を経て、外部企業向けに提供される。
企業のAI導入課題とシャドーAIリスクに対応
帝国データバンクが実施した調査によると、生成AIを業務活用している日本企業は34.5%にとどまる一方、活用企業の86.7%が効果を実感している。一方で、41.3%の企業が「AI専門人材・ノウハウの不足」を課題として挙げている。
また、ガートナーの調査では、従業員の57%超が業務目的で個人の生成AIアカウントを利用している実態が示されており、会社側が把握できないシャドーAIのセキュリティリスクが懸念されている。イードはこうした背景を受け、個別契約のAIツールを一本化して統制したい企業や、専任人材なしで業務改善を進めたい中堅企業向けに同プラットフォームを展開する。

対話形式でのアプリ構築やマルチAIモデルに対応
同プラットフォームは、チャット上で日本語の要望を入力することで業務アプリを開発し、プレビュー確認や改修、社内公開までを行える。開発環境にはClaude Code相当のエンジニア向けAI環境を搭載するほか、Claude、OpenAI(ChatGPT)、Google(Gemini)、xAI(Grok)の各モデルや画像生成、音声文字起こしモデルを利用できる。
また、完成したアプリだけでなく開発プロジェクト自体を社内共有できる仕組みを備えており、他部署が作成したツールを複製して改良することも可能となっている。議事録作成やスライド生成、調査レポート作成などのテンプレート機能も備える。
管理統制機能と安全面への配慮

管理者向け機能として、ユーザーごとの月次利用上限設定や、AI利用明細・ログイン履歴などの監査ログ記録機能を搭載する。


セキュリティ面では、1社ごとの専用環境(専用コンテナおよびデータ領域)で提供され、入力情報や生成結果がAIモデルの学習に利用されない契約条件のAIサービスのみが使用される。なお、イードは本サービスの安全性について、専用環境や管理機能による配慮を指すものであり、生成物の正確性や権利非侵害、無事故などを保証するものではないとしている。

無償トライアルは30日間提供され、その後は利用人数無制限・月額定額制の有償プラン「ccbox Business」へ移行できる。有償プランはMicrosoftアカウントやGoogleアカウントによる企業ドメイン単位での認証にも対応する。


株式会社イードの概要
- 所在地:東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー17階
- 代表者:代表取締役 宮川 洋
- 主な事業内容:メディア事業など
本記事は株式会社イードの発表、ならびに帝国データバンクおよびGartnerの公表情報をもとに作成。
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