川野小児医学奨学財団が2027年度研究助成の公募開始 一般枠上限400万円
公益財団法人川野小児医学奨学財団は、小児医学研究者を対象とした2027年度研究助成の応募受付を2026年9月1日より開始しました。応募の締め切りは2026年11月17日17:00までとなっています。
同財団は小児医学・医療・保健の発展を目的に、研究者への助成や医学生への奨学金給付などを実施しています。
研究助成の概要とこれまでの支援実績
川野小児医学奨学財団は、小児疾患の原因究明や診断、治療、予防などに関する研究の発展を支援するため、1990年から研究助成金の交付を続けています。2007年には40歳以下の研究者を対象とした若手枠を設けました。
2026年度からは支援の拡充を図り、助成上限額を一般枠で1件につき400万円、若手枠で1件につき150万円に引き上げました。あわせて助成金の使用期間に柔軟性を持たせ、一般枠では1年または2年の期間を選択できるようになっています。
助成事業は2026年度で37回目を迎え、これまでの採択者はのべ850人以上、助成総額は13億円に達しています。
2027年度研究助成の募集要項
2027年度の募集内容は以下の通りです。
- 対象分野:小児疾患の原因究明・診断・治療・予防等に関する基礎医学的研究、臨床医学的研究、および社会医学的研究(日本国内の研究機関で行う研究に限る)
- 応募資格:日本国内の総合大学医学部、医科大学、医学研究機関、医療機関等に所属し、日本国内の所属機関で小児医学研究に従事していること。申請時および助成期間中も条件を満たし、所属組織の責任者から推薦を受けていること。2024年度以降に同財団の「研究助成」事業で助成金を受けていないこと。若手枠は2027年3月31日時点で40歳以下であること
- 助成内容:一般枠は1件あたり上限400万円、若手枠は1件あたり上限150万円
- 応募方法:財団ウェブサイトでマイページ登録後、申請フォームより申請書・推薦書・論文をアップロード
- 応募受付期間:2026年9月1日(火)~11月17日(火)17:00
医療研究における研究費不足の背景
研究者を取り巻く環境では研究費不足が課題として挙げられています。同財団が2026年2月に発表した「第2回 医師・研究者400名へのアンケート調査」によると、日本の医療研究の課題として「研究費が不足していること」を挙げた回答者が63.3%で最多となり、「長期・基礎研究には資金が十分に配分されないこと」とする回答も半数を超えました。
同財団は、小児医療の発展と未来を担う研究者を支えるため、今後も継続的な支援を行うとしています。
公益財団法人川野小児医学奨学財団の概要
- 財団名:公益財団法人川野小児医学奨学財団
- 所在地:埼玉県川越市新宿町1-10-1
- 理事長:川野幸夫(株式会社ブルーゾーンホールディングス・株式会社ヤオコー 代表取締役会長)
- 設立:1989年12月25日
- 行政庁:内閣府
- URL:https://kawanozaidan.or.jp/
本記事は公益財団法人川野小児医学奨学財団の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



