豊橋市の二川宿本陣資料館で江戸・京都の名所巡り展が開催中 秋の体験講座なども予定
愛知県豊橋市の二川宿本陣資料館で、企画展「江戸・京都の名所巡り」が開催されています。本陣、旅籠屋「清明屋」、商家「駒屋」という江戸時代の建物3か所を見学できる日本で唯一の宿場町・二川宿において、館蔵の絵図や浮世絵などを通して当時の旅文化を紹介しています。会期は令和8年9月13日までで、秋に合わせた各種イベントや次回の企画展も予定されています。
絵図や浮世絵からたどる江戸・京都の名所と旅文化
企画展「江戸・京都の名所巡り」では、社会が安定し庶民の旅への関心が高まった元禄期以降の資料を中心に展示しています。「おかげまいり」の伊勢参宮や社寺参詣の流行に伴って発行された絵図や名所図会、旅行案内書、地域に残る旅日記などを通じて、当時の旅の様子を紹介しています。
展示は「旅への関心」「京都の名所」「江戸の名所」の3つのテーマで構成されています。名所や温泉の番付、道中すごろく、旅行組合である「講」の発展に関する資料のほか、絵地図や浮世絵から当時の人々があこがれた都市の景観をたどることができます。
企画展の開催概要は以下の通りです。
- 会期:令和8年9月13日(日)まで
- 開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
- 会場:二川宿本陣資料館 企画展示室(豊橋市二川町字中町65)
- 観覧料:一般500円(団体・前売り400円)、小・中・高校生100円(団体・前売り80円)、豊橋市内在住の70歳以上100円 ※団体は30名以上


菊の節句や和本作りを体験できる秋の催し
同館では、秋の季節に合わせた催しも順次実施されます。
9月5日から13日までは、菊によって長寿を願う重陽の節句(9月9日)に合わせ、菊のきせ綿やオカヅラ人形、菊の花や秋をイメージしたつるし飾り、折り紙作品を展示します。
また、9月26日には本陣体験講座「和本を作ろう」が開催されます。紙を束ねて糸で綴じる日本古来の製本方法を学ぶ講座で、制作した和本はメモ帳やノートとして利用できます。当日は2つのコースが設けられています。
- 基本コース「四つ目綴」:13:00〜14:00
- 応用コース「亀甲綴」:15:00〜16:00
10月からは企画展「大正期の東海道ブーム」を開催
10月10日から11月23日にかけては、次回の企画展「大正期の東海道ブーム」が開催されます。明治初期の宿駅制度廃止から50年が経過し、鉄道整備によって徒歩の旅が過去のものとなった大正期において、画家や文学者たちが江戸時代の旅を懐古して制作した作品や、浮世絵の復刻本などを通じて旧道の文化的価値を検証します。
会期中の10月17日14:00からは、大正から昭和初期に流行した無声映画を解説付きで上映する「弁士付き無声映画公演」も実施される予定です。
本記事は豊橋市の発表をもとに作成。
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