トラムワークスが路面電車運転用コントローラを開発 TGS2026へ初出展予定
株式会社トラムワークスは、路面電車の運転台を再現した鉄道運転シミュレーションゲーム用コントローラ「トラムコントローラ」(仮称)を開発しました。本製品はマスコンとブレーキハンドルの軸にモーターを内蔵し、段数の刻みや反力をモーター制御で生成することで、1台で複数形式の運転台に対応します。同社は2026年9月17日から幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2026」のインディーゲームコーナーに初出展する予定です。

同社は函館の路面電車運転ゲーム「TRAMCITY HAKODATE」を開発・販売しています。路面電車は車両形式ごとにハンドルの刻み段数やブレーキ方式が異なるため、部品交換を伴わずに切り替えができるよう、ソフトウェアから段数や手応えを変更できるモーター制御方式が採用されました。
ゲームに登場する「函館市電 8000形」はマスコンが切〜力行7段+電制7段(ゲームでの電制は今後対応予定)で直通空気式ブレーキを搭載し、「函館市電 3000形」はマスコンが切〜力行4段で電気指令式ブレーキ(切〜7段+非常)を搭載しています。トラムコントローラでは、ハンドルの軸に取り付けたモーターがノッチの刻みを生成するため、段数や刻む位置をソフトウェアから定義できます。


8000形に搭載されている直通空気式ブレーキでは、ハンドルにある「弛め・保ち・込め」という位置の境界の手応えをモーターで再現し、ゲーム内のブレーキシリンダの空気圧力が手元のハンドルに反映されるフォースフィードバック制御を備えています。3000形の電気指令式ブレーキでは、同じモーターによって段ごとのノッチ感が生成され、カムやバネを使用しないため消耗部品の削減や経年調整の不要化が図られています。
また、ドアスイッチには実際の車両に搭載されている部品メーカーから新品の供給を受けて採用しています。メーターユニットには路面電車で主流のアナログ計器が取り入れられ、速度計およびブレーキシリンダ・タンク圧力計の針が動作するほか、扉の閉扉や降車ボタンの押下を示すLEDが搭載されています。なお、メーターユニットは製品販売時にオプションとなる予定です。

東京ゲームショウ2026での展示とクラウドファンディング展開

本コントローラは制作支援プログラム「FFF Tokyo」の支援を受けて開発が進められており、2026年3月の「DEMO DAY」や「NT函館mini2026」、函館の異業種交流会「HAM」などで展示されてきました。
東京ゲームショウ2026では、実機を用いて直通空気式と電気指令式を切り替えた運転体験が可能です。

- 会期:2026年9月17日(木)〜21日(月・祝)
- 会場:幕張メッセ ホール9
- ブース:インディーゲームコーナー 09-E14

今冬には製造資金の調達を目的としたクラウドファンディングが予定されており、支援者へのリターンとしてコントローラが提供される予定です。
製品概要(試作段階)
- 製品名:トラムコントローラ(仮称)
- 構成:マスコンユニット/メインユニット/ブレーキユニット/メーターユニット
- 寸法:各ユニットを配置した状態で、幅 650 mm、奥行き 200 mm 程度
- 素材:金属(ダイカスト、削り出しなど)、樹脂、木材を部位に応じて使い分け
- 接続:USB Type-C GamePad HIDとして認識(CDC(UART)通信にも対応予定)
- 対応ソフト:TRAMCITY HAKODATE(今後拡充予定)
- 販売方法:クラウドファンディングのリターンを予定(今冬開始予定)
本記事は株式会社トラムワークスの発表をもとに作成しました。
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