サイカルトラストの特許技術を経産省が採択、「鑑定証明システム」の国際標準規格へ向けて

経済産業省は、令和6年度の国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金において、cycaltrust株式会社が提案した「標準開発フィージビリティ・スタディ(FS)調査補助事業」を採択した。この採択により、同社が開発した特許技術が国際標準としての潜在能力を国から認められたことになる。

cycaltrust株式会社は、ブロックチェーン技術とAIを組み合わせた「鑑定証明システム」を開発した企業だ。このシステムは、製品の真正性、サプライチェーンの透明化、カーボンフットプリントの真正性などを完全に保証するWeb3.0型の真正性担保グローバルエコシステムプラットフォームとして注目を集めている。

同社は、「鑑定証明システム」を国際標準規格として利活用されることを目指しており、今回の補助金採択はその実現に向けた大きな一歩となる。また、現在進めている資金調達により、技術開発と市場拡大をさらに推進していく予定だ。

cycaltrust株式会社は、極めて重要性の高いブロックチェーン技術を利活用し、包括的なブロックチェーンソリューションを提供するシステム開発企業として知られている。同社の事業内容は多岐にわたり、「鑑定証明システム」の導入支援事業、ブロックチェーンシステム開発事業、「サイカルNFTマーケットプレイス」運営事業などを展開している。

特に「鑑定証明システム」は、ブロックチェーン、NFT、DID、VC、AI、合意形成、ゼロ知識証明、ゼロトラスト、マルチシグネチャー認証という9つの特徴を利活用し、製品の真正性担保、サプライチェーン透明化、カーボンフットプリントの真正性などを完全に保証するシステムとして注目されている。

今回の補助金採択を機に、cycaltrust株式会社の「鑑定証明システム」が国際標準規格として広く利用されることが期待される。