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琵琶湖博物館にアユモドキベンチを設置へ 魚類標本の3D画像公開なども実施

琵琶湖博物館で開催中の30周年記念企画展示「博物館はタイムマシン-魚類学者がみた琵琶湖-」に合わせて、「アユモドキベンチ」が完成した。令和8(2026年)9月12日(土)から企画展示室に設置される予定となっている。同展示ではあわせて、タイプ標本を中心とした魚類標本の3D画像公開や、ポスターの限定配布も実施される。

アユモドキ Parabotia curtus(Temminck and Schlegel, 1846) は、シーボルトが日本から持ち帰った標本を基に名前が付けられた日本固有の淡水魚である。絶滅危惧IA類や国の天然記念物に指定されており、現在は岡山県と京都府の一部にしか生息していない。滋賀県内では1992年以降、野生のアユモドキは確認されておらず、最も絶滅が危惧される淡水魚の一つとされている。

完成した「アユモドキベンチ」は、アユモドキの認知向上と保全について考えるきっかけとして制作された。企画展示室の令和コーナーに令和8(2026年)9月12日(土)から設置され、またがって記念撮影をすることができる。なお、同ベンチは株式会社木下カンセーから寄贈された。

貴重な魚類タイプ標本の3D画像を公開

会場では、学術的に重要なタイプ標本などを全方向から観察できる3D画像が公開される。展示室に設置された二次元コードを読み取ることで、実物の取り扱いが難しい標本を詳細に閲覧できる仕組みとなっている。

公開される3D画像は以下の通り(五十音順、特に記載のないものは当館所蔵の標本)。

  • アブラヒガイ(パラタイプ)FAKU 50832、京都大学舞鶴水産実験所所蔵標本
  • ウシモツゴ(パラタイプ)
  • コイの咽頭歯 現生コイと化石コイのタイプ標本
  • スナゴカマツカ(パラタイプ)
  • ナガレカマツカ(パラタイプ)
  • ニホンイトヨ(パラタイプ)
  • ヒガイ類標本 -カワヒガイ、京都大学舞鶴水産実験所所蔵標本
  • ヒガイ類標本 -ビワヒガイ(ツラナガ)、国立科学博物館所蔵標本
  • ヒガイ類標本 -ビワヒガイ(トウマル)
  • ヒガイ類標本 -ビワヒガイ(ヒガイ)
  • ビワマス(ホロタイプとパラタイプ)
  • ヨドゼゼラ(パラタイプ)
  • レイホクナガレホトケドジョウ(ホロタイプ)

ヒガイはかつて頭部や色彩の多型が知られていたものの、現在は顕著な変異が見られず多様性が失われていることから、多様な世界を伝えるために各種の3D化が行われた。

新・琵琶湖のお魚ポスターを平日限定配布

リニューアルされた「新・琵琶湖のお魚ポスター」が、9月15日(火)から平日限定で配布される。対象は、企画展示に来場してアンケートに最後まで回答した来場者となる。

配布条件と概要は以下の通り。

  • 配布数:限定2,000部(在庫が無くなり次第終了)
  • 対象:個人チケットで入場し、アンケートに回答した来場者
  • 配布制限:1グループ(家族)1枚まで
  • 引き換え場所:おとなのディスカバリーの質問コーナー

企画展示の開催概要

すでに入場者数5万人を突破している企画展示「博物館はタイムマシン-魚類学者がみた琵琶湖-」の開催概要は以下の通り。

  • 期間:令和8年(2026 年)7月 18 日(土)~11 月 23 日(月・祝)
  • 時間:9:30~17:00(最終入館 16:00)
  • 場所:琵琶湖博物館企画展示室
  • 料金:大人 340 円(団体料金:270 円)、大学生 240 円(同:210 円)、小・中学生・高校生 170 円(同:130 円)

企画展示の観覧には別途常設展示観覧料が必要となる。また、団体料金は 20 名以上から適用される。

本記事は琵琶湖博物館の発表をもとに作成。

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