おおさか堺バルーンが第10回ジャパン・ツーリズム・アワード審査委員特別賞を受賞
兵庫県豊岡市に本社を置くアドバンス株式会社が堺市・大仙公園内で運営する係留型ガス気球体験「おおさか堺バルーン」は、第10回「ジャパン・ツーリズム・アワード」において、「気球に乗って世界遺産を望む――おおさか堺バルーン」の取組が「審査委員特別賞」に選定された。過去最多となる272件の応募があった同アワードにおいて、審査委員特別賞は18団体が受賞している。
上空から世界遺産を体感する観光体験
「おおさか堺バルーン」は、大阪府堺市の大仙公園から係留型ヘリウムガス気球で最大約100mまで上昇し、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」をはじめとする堺のまちを360度のパノラマで望むことができる観光体験である。地上からは森のように見え、巨大さや前方後円墳の形を実感することが難しかった古墳を上空から捉えることで、世界遺産を知識として見るだけでなく自らの身体で体感する観光へと転換している。
展望塔などの大型構造物ではなく係留型ヘリウムガス気球を採用することで、景観や周辺環境への配慮と可逆的で穏やかな上空視点の両立を目指した。古代の古墳群と現代の市街地が重なり合う堺の地形と歴史を、立体的に感じられる点が特徴となっている。
構想から運行開始までの歩みと地域連携
堺市では2010年頃から上空から古墳群を望む観光コンテンツの検討を開始し、2019年7月に係留型気球の遊覧事業導入が正式発表された。2021年度に事業者として選定されたアドバンス株式会社は、ヘリウムガス漏れによる運航延期や安全対策、気球設備の入れ替え、搭乗施設の整備などを経て、2025年10月4日に運行を開始した。航空法、都市公園法、景観法などの課題に対応し、地域住民や関係機関、専門家との意見交換を重ねて実現に至り、現在は都市公園法の設置管理許可制度を活用して堺市と民間事業者が連携して運営を行っている。
同事業は平日にも利用される都市公園型の観光コンテンツとして運営されており、堺市内の小中学生を対象とした「こども気球体験事業」など、地域の歴史・文化を学ぶ教育の場としても活用されている。また、ゴンドラは車いすでの搭乗にも対応している。
保全の循環モデルと今後の展開
「おおさか堺バルーン」の搭乗料金には、百舌鳥・古市古墳群の保全・活用に充てるための「世界遺産保全協力金」が含まれている。体験によって生まれた価値を保存・継承へ還元することを通じて、「体験」「学び」「保全」が循環する持続可能な世界遺産観光のモデルづくりを進めている。
アドバンス株式会社の樋口 正輝代表取締役は、「今回の受賞を一つの節目として、これからも堺市とともに、観光、教育、地域の魅力発信をつなぎながら、『世界遺産のあるまち・堺』ならではの体験を国内外の皆さまに届けてまいります」とコメントしている。
なお、表彰式は2026年9月24日(木)9:45~10:45に、東京ビッグサイト 東展示棟 東1ホール Aステージ(所在地:東京都江東区有明3-11-1)で開催される予定となっている。
おおさか堺バルーンの概要
- 名称:おおさか堺バルーン
- 所在地:大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁(大仙公園内)
- 体験内容:係留型ヘリウムガス気球による最大約100mからの遊覧体験
- 所要時間:上空体験10~13分、受付~下車まで約30分
- 料金:大人一般4,200円(WEB割4,000円)/子ども一般3,000円(WEB割2,800円)ほか
- アクセス:JR阪和線「百舌鳥」駅から徒歩約5~10分
- 公式サイト:https://osaka-sakai-balloon.com/
会社概要
- 会社名:アドバンス株式会社
- 所在地:〒669-5372 兵庫県豊岡市日高町栗栖野60
- 代表者:代表取締役 樋口 正輝
- 設立:2014年2月
- 資本金:300万円
- 事業内容:スキー場、レジャー、キャンプ、気球、指定管理施設などの運営を幅広く手がけるクロスプロジェクトグループの中核企業。施設運営から集客、人材、収益改善まで一貫して担う。
- 企業サイト:https://x-project.group/group_company/advance/
本記事はアドバンス株式会社の発表をもとに作成。
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