II社が兵庫県丹波篠山市でTOUCA TOUR開催 まちづくりを学ぶ
一般社団法人 Intellectual Innovations(以下、II社)は、2026年8月3日(月)から4日(火)までの1泊2日、兵庫県丹波篠山市福住エリアにおいて「TOUCA TOUR in 福住」を開催しました。ツアーには地域観光、宿泊、建築、まちづくりに携わる実践者が全国から集まりました。現地でエリアマネジメントを手がける株式会社Local PR Plan代表取締役の安達鷹矢氏が案内役を務め、まちづくりの現場や暮らしの実態を体感するプログラムが実施されました。


歴史ある宿場町を歩き古民家再生の現場を視察
福住は、江戸時代に旧西京街道沿いの宿場町として栄え、2012年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された地域です。ツアー初日は、閉校した旧福住小学校を活用した拠点「SHUKUBA」でのレクチャーから始まり、伝統的な町家が連なる街道を散策しました。通りにはクラフトビール醸造所、吹きガラス工房、コーヒーショップなどが点在しており、参加者は移住や開業の経緯を聞きながら歩きました。



夜は後川エリアにある一棟貸しの宿「後川 天空農園」と古民家を改修した宿「山里の宿 輪の里」に宿泊しました。2日目は、水谷設計舎の水谷氏と岡田工務店の岡田氏の案内により、再生を終えた建物やこれから工事を行う建物を巡り、構造や法規、費用、工期、担い手など古民家を残すための具体的な話を聞きました。





移住者の増加と暮らしを起点にしたまちづくり
安達氏が福住へ移住した2011年当時、町にあったのは地域の商店と老舗の鶏肉屋だけでした。安達氏のnoteによると、2025年時点では約45軒の商店・工房・ビジネス拠点が並び、移住者は約180人と総人口約1,100人の16%を占める規模になっています。
同氏のまちづくりは、行政的な課題からではなく「幸福な暮らしには何が必要か」という生活者の実感から逆算して進められています。今回のツアーは、参加者が集落の宿に泊まり、移住者が営む事業に触れながら、その暮らしのあり方を考える機会となりました。
持続可能な地域運営に向けた仕組みと4つの視点
レクチャーでは、まちを継続させるための4つの問いが示されました。自力で集客できるプロダクトを持つ「創造的職人」の誘致や、観光入込客数ではなく地域内総生産を意味する独自指標「GAP(Gross Area Products)」の活用、総務省の特定地域づくり事業協同組合の仕組みを活用した専門人材のシェア雇用などが挙げられました。また、町全体で来訪者の動態や消費額を可視化する構想も共有されました。
参加者からは、作り手の想いや仕掛け人との関係性が見えた点や、街全体の滞在記録やデータの集め方について参考になったなどの声が寄せられました。
関連組織の概要
- 一般社団法人 Intellectual Innovations
所在地:東京都目黒区下目黒二丁目16-20 ARISTO目黒 103号 代表理事:池尾 健 設立:2018年3月 事業内容:コミュニティ「TOUCA」の運営、伴走型トレーニングプログラム「GM GYM」の開発および運営など URL:https://intellectual-innovations.or.jp/
- 株式会社Local PR Plan
所在地:兵庫県丹波篠山市福住1355 代表取締役:安達 鷹矢 事業内容:地域企画会社、宿「NIPPONIA」の経営など 公式HP:tanbasasayama.com
本記事は一般社団法人 Intellectual Innovationsの発表資料および安達鷹矢氏のnote(https://note.com/local_pr_plan/n/n7ae9edbe9df7)をもとに作成されています。
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