Webコンテンツ内製企業の75.9%が2023年以降に着手 ナイル調査
ナイル株式会社は、Webコンテンツを内製している企業の担当者954人を対象に、制作体制や課題、AIの活用状況に関する調査を実施した。調査の結果、2023年以降に内製化を進めた企業が75.9%にのぼることが明らかになった。また、多くの企業が生成AIを活用している一方で、人材不足や出力品質のコントロールに課題を抱えている実態も浮き彫りとなった。


制作体制は社内と外部の併用が6割超

Webコンテンツの制作体制について尋ねたところ、「社内中心+一部外注」が38.4%で最多となった。「ほぼすべて社内で制作」(24.4%)と合わせると60%超が社内中心で制作している。また、社内と外部のリソースを併用している企業は62.7%となり、内製と外注を組み合わせる体制が主流となっている状況がうかがえる。

コンテンツ制作を開始・強化した時期については、2023年以降に内製化を進めた企業が75.9%を占めた。ChatGPTが一般公開された2022年11月の翌年以降に内製化の動きが目立つことから、生成AIの普及が内製化を後押しした可能性がある。

内製化の理由はコスト削減とツールの導入

内製化や内製比率を高めた理由としては、「外注コストを削減するため」(44.4%)が最も多かった。次いで「コンテンツ制作ツールを利用しはじめたため」(38.1%)、「制作スピードを上げるため」(37.2%)が続いており、コストと時間の両面で制作を効率化したい意向が上位となっている。

また、「生成AIで制作するようになったため」も27.0%にのぼる一方、「社内に制作できる人材が増えたため」は8.4%にとどまった。人員の増加ではなく、既存の人員で制作を進めるためにAIや制作ツールを取り入れた企業が多いと考えられる。
人材不足や品質のばらつきが課題に
内製する上での課題では、「制作できる人材が足りない」(42.3%)と「担当者によって品質にばらつきがある」(41.4%)が上位を占め、制作を担う人材の確保と品質維持の難しさが示された。
このほか、「企画・テーマを考えるのが難しい」(38.1%)、「SEOなどの専門知識が不足している」(29.1%)、「構成や文章の品質を判断できる人がいない」(24.3%)、「自社ならではの情報・独自性を盛り込むのが難しい」(21.6%)といった企画力や専門スキルに関する課題も挙がった。「特に課題はない」は3.3%にとどまり、ほとんどの企業が内製に何らかの課題を抱えている。
AI活用進むもプロンプトや出力品質に悩み
生成AIやAIを活用した制作ツールについては、「ほぼすべてのコンテンツ制作で活用している」と回答した人が61.4%に達した。回答者全員がAIを継続的かつ積極的に活用しているものの、運用面での課題も多い。
AIを用いた制作の課題として、「思ったような内容・文章を出力できない」(75.0%)や「AIへの指示(プロンプト)を考えるのが難しい」(72.7%)が7割を超えた。加えて、「出力内容の正確性に不安がある」「出力された内容の品質を判断するのが難しい」(共に56.8%)、「ファクトチェックに手間がかかる」(40.9%)、「編集に思った以上に時間がかかる」(38.6%)などの回答が集まり、確認や編集作業における負担の大きさが浮き彫りとなっている。
調査概要
- 調査期間:2026年8月21日~25日
- 調査方法:インターネット調査(Fastask利用)
- 調査対象:コンテンツ制作を内製している企業の担当者、20~60代の男女954人
本記事はナイル株式会社(ナイルのSEO相談室調べ)の発表をもとに作成されています。 出典元URL:https://www.seohacks.net/column/30969/
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



