WATT-TUNE、低圧系統用蓄電池を束ねるアグリゲーション事業を本格始動
WATT-TUNE株式会社は、各地に分散する低圧系統用蓄電池を電力エリアごとに束ねて運用を設計するアグリゲーション事業を本格始動し、設備所有者や事業者からの相談受付を開始しました。相談対象は沖縄電力管内を除く全国9電力エリアで、稼働中や建設中を問わず低圧系統用蓄電池1台から受け付けます。同社が設備仕様や契約状況を確認し、同一電力エリア内の複数設備をAC1,000kW以上のリソースとして束ね、需給調整市場等での活用を見据えた運用を設計します。
事業の背景と1台から受け付ける狙い
需給調整市場等で低圧系統用蓄電池を活用するには一定規模のリソースを形成する必要がありますが、低圧系統用蓄電池は1地点あたりの出力が比較的小さく、1台単独では市場活用に必要な規模に届かない点が課題となっていました。また、設備を導入しても複数地点を束ねて運用する事業者が見つからないという問題もありました。
こうした背景から、WATT-TUNE株式会社は各地の設備を同一電力エリア内で束ねて運用する体制を構築します。1台からアグリゲーションへの参加相談を受け付け、他の設備と束ねることで需給調整市場等での活用を目指す仕組みとなっており、1台単独での市場参加を意味するものではありません。なお、同社は資源エネルギー庁が公表する「特定卸供給事業者一覧」に掲載されています。
約1MW級を組成する運用イメージと対象設備


運用モデルの一例として、49.9kW/100kWh級の低圧系統用蓄電池を21ロット束ねた場合、設備定格の単純合計は以下の規模になります。
- 出力:49.9kW×21ロット=1,047.9kW(約1.05MW)
- 蓄電池容量:100kWh×21ロット=2,100kWh(2.1MWh)
各地点の設備をローカルEMSで制御し、WATT-TUNE株式会社が集中管理することで、複数の蓄電池を一つの「バーチャルBESS」として運用する体制を整えます。
対象設備は、稼働中、建設中、導入予定の低圧系統用蓄電池で、メーカーや機種による一律の制限は設けずに仕様を確認します。相談対象エリアは以下の9電力エリアです。
- 北海道電力エリア
- 東北電力エリア
- 東京電力エリア
- 北陸電力エリア
- 中部電力エリア
- 関西電力エリア
- 中国電力エリア
- 四国電力エリア
- 九州電力エリア

※沖縄電力エリアは対象外です。束ねるグループは電力エリアごとに組成され、異なる電力エリアの設備を同一グループとして束ねるものではありません。
相談から運用開始までの手順
設備所有者からの相談から運用開始までは、以下の流れで進められます。
- お問い合わせ(電話またはメールで受付)
- 設備・契約状況の確認(メーカー名、型式、出力、蓄電池容量、EMS、系統連系、契約状況など)
- 運用設計のご提案(希望市場、設備仕様、電力エリア、他リソースとの組み合わせを踏まえた提案)
- グループ組成・運用開始(契約、手続き、技術要件、通信・制御体制等を確認したうえで運用開始を目指す)

会社概要
事業を展開するWATT-TUNE株式会社および関連会社の概要は以下の通りです。

WATT-TUNE株式会社
- 代表者:代表取締役 糸川 勝博
- 所在地:東京都港区新橋二丁目19-4 新橋SNTビル11階
- 設立:2026年1月26日
- 資本金:900万円
- 事業内容:分散型エネルギーリソースの運用設計・アグリゲーション体制の構築、電力市場活用に向けた事業開発、BESS関連情報の調査・発信
- Web:https://watt-tune.co.jp/
REVIX JAPAN株式会社
- 代表者:代表取締役 糸川 勝博
- 所在地:大阪市中央区瓦町4-3-7 VORT御堂筋本町503号
- 設立:2025年8月
- 資本金:300万円
- 事業内容:系統用蓄電池の開発・導入・運用支援、用地活用支援、代理店制度運営
- Web:https://jp.revix.inc/
- Mail:sales@jp.revix.inc
本記事はWATT-TUNE株式会社の発表をもとに作成しました。
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