自動要約ソリューションがSalesforceと連携
ベクスト株式会社は、コンタクトセンター向け自動要約ソリューション「VextResume+ powered by ChatGPT」に、世界トップシェアの顧客関係管理(CRM)クラウドプラットフォーム「Salesforce」との連携機能の提供を開始した。
「VextResume+ powered by ChatGPT」は、ベクスト独自の自然言語処理技術とChatGPTの推論能力を活用し、音声認識テキストを高精度に自動要約する。人間工学に基づくUI/UXデザインでオペレーターの応対履歴入力を支援し、生成AI特有のハルシネーションをチェックする機能や、個人情報の自動マスキング機能などを搭載している。
新たな「Salesforce」との連携機能では、「VextResume+ powered by ChatGPT」による要約結果をボタン操作1つで直接「Salesforce」に連携できる。併せて汎用的な外部連携機能をリリースしており、各社が提供するCRMにも同様の要約結果連携が可能だ。これにより、「VextResume+ powered by ChatGPT」導入先企業が持つCRMシステムやアプリケーション、プラットフォームに合わせて効率的にコールセンターの応対履歴を一元管理でき、データ活用に加えてCRMの更なる高度化を実現する。
本製品は、Microsoft社の提供する「Azure OpenAI Service」の東日本リージョン拠点を指定し、個社別にアクセス制限をかけた環境を利用している。音声認識結果を要約する際は、不要表現や個人情報を予めマスキングした後に該当のセキュアな環境へリクエスト送信を行うため、大幅なトークン数の節約と共に非常に高いセキュリティを実現している。
リリースは2024年6月26日で、コンタクトセンターの音声認識結果の更なる活用を検討している企業を中心に提供を開始する。Vextシリーズの導入ノウハウを有するパートナー企業各社より提案・導入が可能だ。