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V3D Asia、マレーシアで3D建設プリンティングの標準工法化へCIDBと連携

産業用3D建設プリンティング(3DCP)技術を開発するV3D Asia Ltd.は、マレーシアにおける同技術の社会実装に向け、マレーシア建設産業開発庁(CIDB)との連携を進めることを発表しました。同国で推進されている建設工法システムにおいて、3DCPを「第7の標準工法」として確立することを目指します。マレーシアの事業会社Nuvah Sdn Bhdとともに、制度化や産業標準の策定、現地プロジェクトの展開を進める計画です。

マレーシアでは、建設の生産性や品質向上を目的として、CIDBが「Industrialised Building System(IBS)」を推進しており、現在は6つの建設工法が位置づけられています。

東京に本社を置くV3D Asiaおよび同国の事業会社Nuvahは、3DCPをこれに続く「第7のIBS標準工法」として確立することを目指し、CIDBを主要な産業パートナーとして協議や連携を進めています。正式な工法として認定されることで、公共・民間プロジェクトでの採用や金融機関によるファイナンス、保険適用などの基盤を整える狙いです。

現地での技術定着と人材育成を進める体制

同社は「Designed in Japan, Built in Malaysia」という方針を掲げています。産業用3D建設プリンティングプラットフォームのエンジニアリングと設計を日本で行う一方、専門人材の育成、材料技術、構造エンジニアリング、施工技術、品質管理のノウハウをマレーシア国内で蓄積していく体制をとっています。

V3D Asia Group Chairmanの小野氏は「プリンターも、建築も、そして何より人材も、この国で育てていくこと」を目指しているとし、将来的にマレーシアが同技術をASEAN地域へ供給する側になることを見据えていると述べています。

産業標準の策定と国内外でのプロジェクト展開

制度化と並行し、技術基盤の整備も進められています。2026年6月にはマレーシアの標準・品質機関SIRIM Berhad傘下のSIRIM Academy Sdn Bhdとの連携を発表し、マレーシア初となる3D建設プリンティング分野の産業標準確立に向けた取り組みを開始しました。

同社グループはこれまでにブルネイ政府からの案件やインドネシア・バタム島での住宅案件などの実績があります。今後は現地のデベロッパーや建設会社と協働してプロジェクトを展開する方針です。

マレーシアのEco Majestic, Gentlebreでは、同国初の3Dプリンティング技術によるラグジュアリーバンガロー「Villa Bayu」の建設を計画しており、2026年11月の着工を予定しています。さらにインドネシアのバリ島では、販売用となる12棟のヴィラ開発を計画しており、2027年12月の完成を目指しています。

企業概要

  • V3D Asia Ltd.:東京に本社を置き、クアラルンプールをASEAN地域の拠点とする産業用3D建設プリンティング技術開発企業
  • Nuvah Sdn Bhd:V3D Asiaの技術を実際の不動産・建設プロジェクトへ展開するマレーシアの事業会社

本記事はV3D Asia Ltd.の発表をもとに作成しました。

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