スチール、プロ向けチェンソーMS 300 C-Mを2026年10月発売へ
チェンソー出荷数量で世界シェアを持つSTIHL(シュティール)の日本法人である株式会社スチール(本社:栃木県河内郡上三川町、代表取締役社長:中山健太郎)は、プロフェッショナル向けの50ccクラス・エンジンチェンソー「MS 300 C-M」を2026年10月15日に全国のSTIHL正規販売店で発売する。ブランド創立100周年を迎えた同社がプロ向け開発技術を投入し、林業や造園業、農業、建設業などの現場に向けた製品として展開する。
従来機から出力向上と軽量化を両立
MS 300 C-Mは、同クラスのスタンダードモデル「STIHL MS 261 C-M」と比較して約100gの軽量化と10%以上(+0.3kW)の出力向上、15%のトルク向上を実現した。パワーウェイトレシオを追求した設計により、長時間の作業に伴う疲労の軽減を図っている。
また、駆動部とフライホイールの軽量化によってジャイロ効果を低減させ、重心バランスとハンドリング性能を高めた。これにより、重量を理由に40ccクラスを選択していた作業者にとっても扱いやすい操作性を目指している。


本製品には、エンジン管理システム「M-Tronic 3.1」が搭載されている。これは令和8年度上期の自社調べで60ccクラス市場において国内シェアを獲得した「STIHL MS 400 C-M」にも採用されている技術で、インジェクション方式チェンソー「STIHL MS 500i」と同等水準の加速性能(従来比+35%)を発揮する。

さらに、新開発のソーチェン「RS PRO」を採用した。従来の1.6mm幅のソーチェンと比較して切断幅を狭く設計しており、切断性能を最大20%向上させるとともに、振動を最大20%低減した。冬場の低温環境下における耐久性も向上させている。
製品仕様と価格
製品は標準モデルに加え、仕様違いの「MS 300 C-M VW」をラインアップする。主な仕様(ガイドバー45cm)は以下の通り。

- 排気量:53.2cm³(2-MIXエンジン)
- 出力:3.3kW
- 最大トルク:3.4N
- 音圧レベル:105dB(A)(2006/42/ECによるK係数 = 2.0dB(A))
- 音響レベル:119dB(A)(2006/42/ECによるK係数 = 2.0dB(A))
- 振動値(左/右):3.5/4.2m/s²(2006/42/ECによるK係数 = 2m/s²)
- 質量・パワーウェイトレシオ・希望小売価格(税込):
- MS 300 C-M:4.8kg、1.45kg/kW、205,700円
- MS 300 C-M VW:5.0kg、1.52kg/kW、227,700円
STIHLグループの概要
STIHLグループは1926年設立のアウトドア・パワーツールメーカーで、1971年以降チェンソーの世界販売台数1位としている。世界8カ国の生産拠点や40の販売子会社などを展開し、2025年のグループ売上高は54.8億ユーロ、従業員数は20,246名となっている。

本記事は株式会社スチールの発表をもとに作成。
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