富山県、黒部宇奈月キャニオンルートを10月始動へ 9月にすしサミットも開催
富山県と関西電力は、黒部ダムと黒部峡谷・欅平を結ぶ工事用ルートを一般開放する「黒部宇奈月キャニオンルート」の観光ツアーを、2026年10月2日から開始する予定です。あわせて、北陸や瀬戸内などの自治体首長が集う世界初の「すしサミット」が9月12日に福岡県北九州市で開催されます。電源開発の歴史を体感できる新ルートの開放や食を通じた広域連携により、地域の魅力を発信します。


電源開発の歴史を辿る黒部宇奈月キャニオンルート
黒部宇奈月キャニオンルートは、黒部川第三・第四発電所の建設などに伴って整備された工事用ルートです。黒部川では大正6(1917)年に電源開発に向けた調査が始まり、160度を超える高温の岩盤を掘り進めた「高熱隧道」や大量の土砂と地下水が噴き出す「破砕帯」といった困難な工事を経て発電所が築かれました。
昭和31(1956)年の黒部川第四発電所建設開始以降、長らく一般の立ち入りは制限されていましたが、平成8(1996)年の公募見学会や平成27(2015)年の「黒部峡谷パノラマ展望ツアー」などを経て段階的に公開機会が設けられてきました。

能登半島地震による延期を経て10月2日にツアー開始予定
平成30(2018)年に富山県と関西電力が「黒部ルートの一般開放・旅行商品化に関する協定」を締結し、旅行商品化に向けた準備が進められてきました。令和6(2024)年の能登半島地震の影響で黒部峡谷鉄道が全線開通できず開業が延期されていましたが、復旧と準備を経て令和8(2026)年10月2日からツアーが開始される予定です。黒部ダムと欅平を結ぶルートを通じて、電源開発の軌跡と黒部峡谷奥地の自然を体感できる内容となっています。
世界初の首長会議「すしサミット」を北九州市で開催
富山県は、北九州市やJR西日本とともに「すし」を起点に地域をつなぐ「すしのゴールデンルート」構想に取り組んでいます。2026年9月12日には、世界初となるすしをテーマにした首長会議「すしサミット」がリーガロイヤルホテル小倉で開催される予定です。
サミットには富山県の新田八朗知事や北九州市の武内和久市長をはじめ、新たに参画する石川県、福井県、広島県、下関市の首長らが出席を予定しています。個性豊かなご当地すしの披露や食文化・観光の魅力発信のほか、すしを通じた広域連携や観光振興に関する意見交換が行われます。
サミットにあわせ、9月12日と13日には北九州メッセで開催される食のイベント「ガストロ北九州」において、参画自治体によるPRブースが展開されます。富山県からは回転すし店「粋鮨」が出店し、現地の味を提供する予定です。
本記事は富山県の発表をもとに作成しました。
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