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バカン、東条湖おもちゃ王国で待ち時間得点化サービスの日本初実証実験へ

株式会社バカンは、兵庫県加東市のテーマパーク「東条湖おもちゃ王国」において、待ち時間の得点化・特典化サービス「Fun to Wait」の日本初となる実証実験を実施する。期間は2026年9月19日から12月18日までの予定となっている。同社は実証期間中に得られたデータや来園者アンケートの結果を踏まえ、2026年12月以降に本格導入の検討などを進める方針だ。

待ち時間をエンターテインメントに変える仕組み

「Fun to Wait」は、行列に並んだ時間を計測してポイントを付与し、施設内の特典と交換できるようにするサービスである。利用者が待つこと自体をエンターテインメントへと変えることを目指して開発された。

利用にあたって専用アプリのインストールは不要で、Webサービスとして提供される。利用者は行列に並び始める際に現地に掲示されたQRコード(※株式会社デンソーウェーブの登録商標)をスマートフォンで読み取ってチェックインし、順番が来た際に別のQRコードを読み取ってチェックアウトする。システム上で正確な待ち時間を計測し、1分ごとに1ポイントが付与される仕組みとなっている。

実証実験の背景と検証する仮説

テーマパークの人気アトラクションでは繁忙期に行列が長時間化しやすく、待ち時間が来園者の満足度を左右する要因となる。AIカメラなどによる混雑状況の可視化サービスを手がけてきたバカンは、可視化にとどまらず待ち時間そのものの価値を変えるアプローチとして同サービスを開発した。

今回の実証実験では、以下の3つの仮説について検証が行われる。

  1. 待ち時間がポイントに変わることで待つストレスが軽減され、顧客満足度が向上する
  2. アトラクションごとの正確な待ち時間を把握できるため、今後の運営改善への寄与が期待できる
  3. ポイントの継続的な蓄積によるリピート利用が期待できる

実証実験の実施概要と利用手順

実証実験の対象となるのは、東条湖おもちゃ王国園内の「ゴーカート」と「キッズドリフトレーシング」の計2アトラクションである。サービスの利用料金は無料だが、東条湖おもちゃ王国への入園料は別途必要となる。

利用の流れとポイントの仕様は以下の通りである。

  1. 登録用QRコードからサービス画面を開き、メールアドレスやパスワード、年代・性別を登録(実証実験では登録完了時にボーナスポイントとして10ポイント付与)
  2. アトラクションの待機列に並び始める際に現地のQRコードを読み取る
  3. 乗車直前に2つ目のQRコードを読み取る
  4. 待った時間に応じて1分あたり1ポイントを獲得(1日あたりの獲得上限は100ポイント)
  5. 100ポイント貯まると「ドリンクバーチケット」1枚と交換可能(園内中央の総合案内所にて閉園1時間前まで受付、マイページへのログインが必要)

対象施設および実施企業について

東条湖おもちゃ王国は、株式会社日本商事(代表取締役:花岡一登)が運営するテーマパークである。

  • 所在地:兵庫県加東市黒谷1216
  • 入園料金:入園券 大人1,200円(税込)〜、小人(2歳〜小学生)800円(税込)〜 ※0歳・1歳は無料
  • 公式サイト:https://www.omochaoukoku.com/tojoko/

サービスを提供する株式会社バカンは、代表取締役の河野剛進氏が率いる2016年6月設立の企業で、経済産業省のJ-Startup選定企業でもある。AIを用いた混雑・人流マネジメントや施設・エリアマネジメント、トイレ個室内メディア「アンベール」の運営などを展開している。

  • 所在地:東京都中央区新川2-8-4 ナカリンオートビル3F
  • 公式サイト:https://corp.vacan.com/

本記事は株式会社バカンの発表をもとに作成。

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