いい生活と三井住友銀行がAPI接続契約を締結 賃貸管理クラウドと口座を直結へ
不動産市場向けSaaSを提供する株式会社いい生活は、株式会社三井住友銀行と銀行API接続サービスの利用契約を締結した。同社の「いい生活賃貸管理クラウド」と三井住友銀行の口座情報を銀行APIを通じて直結させるための開発を本格始動する。賃貸管理業務に特化した業務システムとしては業界初の取り組みとなる。
賃貸管理クラウドと口座情報を銀行APIで直結へ
いい生活は7月に金融庁指定の電子決済等代行業者としての登録を完了した。今回の連携により、不動産管理会社が三井住友銀行の口座を利用することで、口座情報をシステムへシームレスに連携できるようになる。
従来はインターネットバンキングと賃貸管理システムの双方で行っていた入金情報の確認や管理、入金明細の取得および取込作業を効率化し、業務負担の大幅な軽減を図る。
法人向けデジタル総合金融サービスTrunkも対象
今回のAPI連携は、三井住友銀行が提供する法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk」も対象となる。Trunkは中小企業やスタートアップ向けにデジタル完結の口座開設などを特徴とするサービスだ。
現在三井住友銀行に口座を持たない不動産管理会社であっても、Trunkでの口座開設と同社の不動産SaaSを組み合わせることで、業務効率化のメリットを享受できるとしている。
業務自動化とこれまでの協業経緯
両社は2016年から協業を開始し、2018年の「いい生活Pay」リリースや2021年のウェブ口座振替開始など、継続して連携範囲を広げてきた。
今回の直結連携により、手作業での明細取得に伴う人為的ミスの防止や属人化の解消を目指す。また、銀行データをローカル端末に保存する手順をなくすことでセキュリティリスクの低減を図る。さらに、同社の「AI消込アシスト」機能と組み合わせることで入金データ取得から消込完了までの自動化を進め、不動産業界の慢性的な働き手不足といった課題の解決に寄与するとしている。
今後は「いい生活賃貸管理クラウド」へのAPI連携機能の開発と提供開始を進め、大手不動産管理会社を中心とした機能提供やAIとの連携を進める予定だ。

会社概要
- 株式会社いい生活
- 所在地:東京都港区南麻布五丁目2番32号 興和広尾ビル3F
- 代表者:代表取締役社長 CEO 前野 善一
- 事業内容:不動産市場向けSaaSの開発・提供
- 株式会社三井住友銀行
- 所在地:東京都千代田区丸の内一丁目1番2号
- 代表者:代表取締役頭取CEO 福留 朗裕
- 事業内容:預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務等
本記事は株式会社いい生活の発表をもとに作成。
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