アースリンクネットワーク、マルチAI環境Prompt Flow Studioを公開へ
株式会社アースリンクネットワークは、複数のAIをひとつの作業環境で活用できるマルチAIワークスペース「Prompt Flow Studio」を、2026年9月4日に日本を含む世界各国で正式公開する。まずはWeb版の提供を開始し、iOS版およびAndroid版アプリも順次提供する予定だ。

同サービスは、用途に応じたAIモデルの選定や回答の比較に加え、AI同士の議論や文書の協働執筆、アップロードした自社資料を根拠とする回答生成など、モデルを横断して利用することに特化した機能を備えている。


複数AIによる同時比較や議論、共同執筆に対応

Prompt Flow Studioでは、同一のプロンプトを複数のテキストモデルや画像生成モデルへ同時に送信し、横並びで回答を比較できる「Compare」機能を提供する。AIごとに「厳格な監査人」や「現場の担当者」といった専門性・立場・トーンを定義する「ペルソナ」を割り当てることも可能だ。

また、1つのテーマに対して異なるAIモデルやペルソナを割り当てて主張と反論を戦わせる「Debate」機能を搭載する。専任の「Red Team」AIが反証を行い、議論の質を複数指標で採点することで、結論に至る過程を記録できる。さらに、複数のAIが並行して構成案の作成や相互レビューを行い、統合役のAIが仕様書や提案書などの初版を作成する共同執筆機能「Co-Draft」も備える。



ドキュメントをアップロードして登録することで、その内容をベースに回答させるRAG(検索拡張生成)機能は、特定のモデルに限定されず好みのAIモデルを選択して利用できる。

操作面では、会話の途中でAIを変更しても目的や制約、これまでの結論などの文脈を引き継ぐ「Handover」や、会話の任意地点から枝分かれさせて複数案を並行検討できる「Branch」を搭載する。定型の指示や回答形式を再現する入力プリセット・出力スタイルのほか、モデル選択を補助するツール群も用意されている。
50以上のプロバイダーに対応、利用コストも可視化
対応AIサービスは、OpenAI、Anthropic、Googleをはじめとする50以上のAIプロバイダー、OpenRouterやfal.aiなどのアグリゲータ経由を含めて400種類以上のモデルにアクセス可能となっている。
コスト管理として、送信前には推定PFC(Prompt Flow Credit)、送信後には実測に基づく確定PFCと使用モデルを表示する。RAGやWeb検索を伴う処理では内訳明細も確認でき、月次の利用状況をモード別やAIサービス別、日別に閲覧できる。PFC単価は各AIの公式API価格から機械的に導出される仕組みとなっている。
法人向けセキュリティ機能と提供プラン
2026年10月以降には、法人向けのデータ保護・監査機能が順次提供される予定だ。機密情報を検知した際の外部AIへの送信ブロックや自動マスキング、組織独自の検知ルール作成に対応するほか、会話記録の最長7年間保持、ハッシュチェーンによる改ざん検知、Legal Hold(訴訟ホールド)によるデータ保全などを備える。
料金プランは、軽量モデルで各機能を試せる無料プラン(登録時に300 PFC付与)のほか、ハイエンドモデルを含む全モデルが利用できる有料の「Personal Pro」、チーム共有やSSO(SAML)対応の「Business」、高度なセキュリティ統制やSLAを提供する「Enterprise」が展開される。
会社概要
- 会社名:株式会社アースリンクネットワーク
- 代表者:代表取締役 上原 正吉
- 所在地:東京都港区白金6-14-24
- 設立:2000年3月
- 資本金:1,000万円
- 事業内容:システム開発・AI導入コンサルティング・AI研修・各種SaaSの運営
本記事は株式会社アースリンクネットワークの発表をもとに作成。
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