ホテルコンチネンタル府中、青森の直営牧場で使われていた木材による牧柵を外周部に設置
ホテルコンチネンタル府中(東京都府中市)は、本館および新館の外周部に、直営牧場である青森県の「東北牧場」で実際に使用されていた木材を活用した牧柵を設置した。製作は、現代の名工と称される家具職人の戸沢忠蔵氏が会長を務めるヒノキ工芸が手がけている。この牧柵は、青森から東京へつながる食材の流れや、自然と経済の循環を象徴するモチーフとして位置づけられている。

青森の直営牧場で使われた木材をホテルの外周部に設置


設置された牧柵には、新しく製作した木材ではなく、東北牧場で長年馬のそばに置かれていた木材が用いられている。風雨にさらされて生まれた表情に加え、実際に馬がかじった跡なども取り除かずに残された。
ホテル側は、牧柵に残された痕跡を通じて、ホテルを訪れる利用客や周辺を通る人々に東北牧場とのつながりを感じてもらいたいとしている。






牧柵の製作を手がけたヒノキ工芸は、1977年に戸沢忠蔵氏によって創立された木工家具製作会社。宮内庁や官公庁、高級ホテルなどの内装や特注家具を手がけてきた実績を持つ。

ホテルコンチネンタル府中と同社はこれまでにも、ロビーやレストラン内のテイクアウト商品棚、客席を仕切る竹格子、テーブルや椅子などの製作を行っており、今回の牧柵設置もその連携の延長線上にあるとしている。
直営の東北牧場は1917年にサラブレッドの生産・育成牧場として創業し、約100ヘクタール(東京ドーム約21個分)の広さを持つ。1987年からは馬の堆肥を活用した土づくりを始め、農薬や化学肥料を使用しない農業を行っている。野菜、米、小麦、果実、山菜、野草、ハーブなど年間約100種類の食材を生産するほか、平飼い養鶏によるブランド卵「青玉」「赤玉」の採卵も行っている。
同ホテルでは、青森で生産した食材を東京のホテルで料理や商品として提供し、得られた対価を青森の農場へ還流させて雇用や設備投資につなげることで、自然の循環と経済の循環を自社内で同時に成立させることを目指している。
施設概要
- ホテルコンチネンタル府中
所在地:東京都府中市府中町1-5-1 URL:https://www.hotel-continental.co.jp/
- 直営農場「東北牧場」
所在地:青森県上北郡東北町新舘有野部1-3 URL:https://www.tohoku-bokujo.co.jp/
本記事はホテルコンチネンタル府中の発表をもとに作成。
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