高齢者の困りごと解決へ、AIが地元事業者を案内し地域活性化を促進

株式会社ベスプラは、同社が提供するヘルスケアアプリ「脳にいいアプリ」に新たな機能を追加し、高齢者の日常の困りごとを解決するサービスを2024年7月より開始すると発表した。

「脳にいいアプリ」は、認知症研究で世界的に権威のあるカロリンスカ研究所の研究をベースに開発された、運動・脳トレーニング・食事の複合的な活動を管理できる無料の健康アプリだ。現在、13万人以上のユーザーに利用され、東京都八王子市や渋谷区など20以上の自治体に導入されている。

高齢者は若年層に比べ、家の修繕、屋根の修理、エアコンの不調、網戸の貼り替え、庭の手入れ、必要物の購入など、日常生活の中で様々な困りごとに直面する機会が多い。新機能では、AIが高齢者の困りごとを聞き取り、その内容に基づいて、ベスプラが信頼できる地元事業者を選定・紹介する。複数の事業者から見積もりを取り、コストパフォーマンスの高い提案を行い、発注代行までサポートする。

この新機能の導入により、高齢者の生活の質の向上、地域経済の活性化、持続可能な街づくりへの貢献を目指す。まずはいくつかの自治体でPoCを実施し、事業の有効性を検証した上で、サービス導入済みの20以上の自治体に対して、地元事業者とのパートナーシップを締結し、全国展開を目指す方針だ。

ベスプラは、健康アプリによる市民の健康維持と健康ポイントを活用した地域活性化をサポートしており、今回の新機能により、高齢者の困りごと解決と地域活性化の両立を図る。