フランスのラグジュアリーブランド、ロジェ ヴィヴィエは、中国の人気女優シン・ジーレイ（Xin Zhilei）を新たなブランドアンバサダーに起用したと発表した。

シン・ジーレイは、2016年に公開された映画『長江 愛の詩（Crosscurrent）』で広く知られるようになった。この作品は第66回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞している。最近では、ウォン・カーウァイ監督の話題のドラマ『繁花（Blossoms Shanghai）』に出演し、注目を集めた。

ロジェ ヴィヴィエは、これまでにも映画スターとのコラボレーションを通じて、そのデザインを伝説的な地位に高めてきた。過去には、ジュエルヒールを履いたマレーネ・ディートリッヒ、ベル ヴィヴィエを履いたカトリーヌ・ドヌーヴ、メゾンのブーツでハーレーに乗るブリジット・バルドーなどが登場。近年では、ローラ・ダーン、イザベラ・ロッセリーニ、スーザン・サランドンとの映像コラボレーションも話題となった。

シン・ジーレイは、ロジェ ヴィヴィエのブランドアンバサダーに就任したことを光栄に思うと述べ、「ロジェ ヴィヴィエのフランス的な美学とゲラルド・フェローニのアバンギャルドなデザインを心から尊敬しています。メゾンと共にロマンチシズムと美のさらなる章をつむぐことが楽しみです」とコメントした。

ロジェ ヴィヴィエのクリエイティブ・ディレクター、ゲラルド・フェローニは、「これはシン・ジーレイとの意義深いコラボレーションです。女優として、彼女はカメラの前で独特の緊張感を表現し、外見の魅力だけでなく、内面のエンパワーメントも反映しています」と付け加えた。

ロジェ ヴィヴィエとシン・ジーレイのコラボレーションによって、芸術に対する共通の情熱が伝えられることが期待される。