ボールドライト、京都の生成AIスタンプラリー分析公開 92%が穴場を訪問
ボールドライト株式会社は、国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所が推進する「京都エリア観光渋滞対策実験協議会」のプロジェクトにおいて、生成AIを活用したデジタルスタンプラリーシステム「プラチナラリー」を提供しました。同社は、2025年に実施された2つの施策を通じて得られた観光客の行動誘導に関する分析データを公開しました。分析の結果、参加者の92%が「普段行かない場所」を訪問したと回答するなど、観光客の分散に向けた行動変容の実績が示されました。


観光渋滞対策としてのデジタルマップと生成AI活用
京都エリア観光渋滞対策実験協議会は、京都における交通渋滞の解消を目指し、観光客の行動を変革するソフト対策としてデジタル技術の導入を進めています。基盤として2024年11月に開設された京都観光デジタルマップ「京スマ」(2026年4月に京都市観光協会へ運営移管)は、公開後約1年余りで累計105万PVを突破し、手荷物預かりや観光バス駐車場の事前予約・決済機能では約8,400件の予約を獲得しています。

このデジタルマップの認知向上と行動変容を促す施策として、生成AIによる写真判定などを活用したスタンプラリーシステム「プラチナラリー」が採用されました。QRコードの設置が不要で、「仁和寺の北庭から五重塔を撮影する」といった指定ミッションをクリアすることでスタンプが獲得できる仕組みにより、穴場エリアへの訪問動機を創出しました。なお、生成AIを活用した写真判定によるスタンプラリーを京都エリアで運用したのは、京都府および国土交通省への確認に基づき日本初となります。


2つのスタンプラリー施策と行動変容の成果
2025年8〜9月に実施された第1弾「南座公演 歌舞伎『流白浪燦星(ルパン三世)』×京都 AIスタンプラリー(ルパン一味を集結させよ 京盗スタンプラリー)」では、中心地の定番スポットから離れた穴場を巡る動線が設計されました。参加者数は目標500名に対して781名(達成率156%)に達し、アンケートでは満足度91%(5段階評価で平均4.47)を記録しました。参加者の92%が「普段行かない場所へ行った」と回答したほか、約90%がラリーを通じて「京スマ」を初めて認知し、期間中のデジタルマップのPVは1.6倍に増加しました。
続く第2弾として、2025年11〜12月には「秋の京都スマートさんぽ」が実施されました。第1弾の「場所の分散」に加え、「時間の分散」を促すため、混雑するピーク時間帯の獲得ポイントを引き下げ、早朝や夕方の閑散時間帯のポイントを引き上げる時間帯別ポイント変動システムが導入されました。


今回の取り組みでは、「プラチナマップ」を基盤とする「京スマ」との連携により、手ぶら観光情報や主要観光地のリアルタイム混雑カメラ映像、API連携による駐車場の満空情報が提供されました。

スタンプラリー参加者へのアンケートでは、93.2%が「マップの情報が混雑回避に役立った」と回答しており、周遊の動機づけとリアルタイム情報の提供を組み合わせた分散施策の効果が確認されました。

会社概要およびサービス概要
- 社名:ボールドライト株式会社
- 設立年月日:2019年4月3日
- 事業内容:観光DX関連事業、商業施設DX関連事業、システムおよびソフトウェア開発事業、ビジネスコンサルティング事業、デジタルマーケティング事業
- 提供サービス:
- プラチナラリー:写真・レシート・音声判定など生成AIによるスタンプ判定機能を備えたデジタルスタンプラリーシステム(2025年3月同社調べ[Web調査]による業界初判定)
- プラチナマップ:混雑情報配信や予約機能などを実装できる観光DX向けデジタルマップ・プラットフォーム

本記事はボールドライト株式会社の発表をもとに作成しました。
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