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タカナシ乳業と明治大、ノンホモ牛乳を活用したカフェラテを10月3日発売へ

タカナシ乳業株式会社と明治大学商学部の加藤拓巳准教授は、ノンホモジナイズ製法で製造された牛乳(ノンホモ牛乳)のおいしさを消費者に伝えるための共同研究を実施しました。この研究成果に基づいて企画・開発された新商品「タカナシ 生乳本来のクリームが浮かぶカフェラテ」が、2026年10月3日に発売される予定です。研究の成果は、国際会議「KES 2026」および日本デザイン学会第73回春季研究発表大会に採択されています。

一般に市販されている牛乳の多くは、品質を安定させるために乳脂肪分を均質化(ホモジナイズ)しています。一方、ノンホモ牛乳は乳脂肪分を均質化しないため、搾りたての生乳に近い状態が保たれ、静置すると表層にクリームの層(クリームライン)が形成される特徴があります。

酪農や乳業の現場では品質の高さが評価されてきたものの、名前の印象や訴求点の抽象性から日常的な購買行動においておいしさが想像しにくく、これまで消費者に十分に受容されてこなかったという課題がありました。そこで今回の共同研究では、ノンホモ牛乳の実際の特徴である「クリーム」を言葉と視覚の両面から伝える方法について、消費者を対象としたランダム化比較試験による検証が行われました。

研究では、表層にクリームラインが形成されるノンホモ牛乳の特徴が、自然由来のクリームを味わいたいという消費者のニーズに適合することが明らかになりました。現在カフェでクリームのある飲料が人気を集めている一方、小売店で提供される例は多くありません。

このため、ノンホモ牛乳の価値の源泉をクリームと定義し、それを際立たせる素材としてカフェラテに導入しました。「生乳本来のクリームが浮かぶカフェラテ」とするコンセプトの訴求により、従来の技術的な訴求と比較して購入意向が有意に高まる結果が得られています。

消費者が商品を検討する際、口にしたときの感覚を思い浮かべる「メンタルシミュレーション」を行う点に着目し、パッケージデザインの検証も実施されました。食品パッケージにおいてスプーンですくう描写が想像を助けることは知られていましたが、飲料への適用例はほとんどありませんでした。

本研究では、ノンホモ牛乳のクリーム層をスプーンですくう描写によって表現するデザイン案を作成し、無作為に割り付けたグループへの提示により評価を比較しました。その結果、クリームをすくう描写を採用したデザインにおいて購入意向が有意に向上することが確認されました。

関連リンク

  • タカナシ乳業株式会社 Webサイト:https://www.takanashi-milk.co.jp/
  • 加藤拓巳准教授 Webサイト:https://takumi-kato.com/

本記事はタカナシ乳業株式会社および明治大学の発表をもとに作成しました。

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