岡山大学 岡山芳泉高の半導体工場見学を支援 エスタカヤ電子工業で実施
岡山大学は、岡山県立岡山芳泉高等学校からの要請を受け、エスタカヤ電子工業株式会社への工場見学会を企画・実施した。同校の探究学習や「DXハイスクール」推進を支援する高大産連携プログラムの一環として行われた。急速に重要性が高まる半導体産業を題材に、事前調整や当日の学習レクチャーなどを全面的にサポートした。



工場到着後、エスタカヤ電子工業の坂尾真二取締役管理本部長が生徒たちを歓迎した。続くオリエンテーションでは、岡山大学がスマートフォンを題材にした分解ワークショップを実施した。生徒たちは内部の基板や部品を直接観察し、普段目にする機会が少ない半導体が生活の中でどのような役割を果たしているかを体感した。
半導体後工程の製造ラインと精密技術を見学
工場見学では、エスタカヤ電子工業が強みを持つ半導体後工程(OSAT)の製造ラインを公開した。生徒たちは光の加減で虹色に輝く極薄のシリコンウエハに触れ、素材特性や品質管理の現場を確認した。さらに、極細ワイヤーがチップと基板を高速で接続するワイヤーボンダー工程や、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いたナノレベルの微細構造解析を間近で見学した。
若手社員との座談会と参加生徒の反応
見学後には、岡山大学の卒業生を含む若手社員と生徒との座談会が実施された。社員からは、半導体分野では理系技術職だけでなく文系出身者も幅広く活躍できることや、自身の専門性を持つことの大切さなどが伝えられた。事後アンケートにおける満足度は4点満点中3.67点となり、生徒からは製造工程への理解が深まったことや今後の進路への意欲を示す声が寄せられた。岡山大学は、今後も地域や産業界と連携した高校生の探究活動支援を続ける方針を示している。


本記事は岡山大学の発表をもとに作成。



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