スワニー、和テイストキャリーのス和ニィを東京カジュアルキモノ展に初出展へ
キャリーバッグの企画・製造・販売を手がける株式会社スワニーは、2026年9月9日から11日にかけて東京・日本橋で開催される「第17回 東京カジュアルキモノ展」に初出展する。展示会では、和を意識したデザインを取り入れたキャリーバッグ「ス和ニィ」シリーズを中心に紹介する。同社は、きものを趣味として楽しむアクティブシニア層に向けて、移動時の負担を軽減する提案を和装業界へ行う予定だ。
株式会社矢野経済研究所の調査によると、国内の呉服(きもの)小売市場規模は、2023年に2,240億円(前年比101.4%)と2年連続でプラス基調となったものの、2024年は2,230億円(前年比99.6%)と横ばいから微減が予測されており、長期的には縮小傾向にあると分析されている。


一方で日本の高齢化は進んでおり、国立社会保障・人口問題研究所の推計に基づく厚生労働省の資料では、65歳以上人口が2025年に約3,657万人、総人口の30.3%に達する見通しとなっている。健康寿命の延伸を背景に、退職後も趣味や社会活動に取り組むアクティブシニアが増加しており、きもの市場においても継続して文化を楽しむ担い手としての存在感を高めている。
和装時の移動における負担と課題
きものでの外出は、洋装と比較して歩幅が制限されるほか、帯や小物による重ね着で身体的な負担が生じやすい。経済産業省が2010年に公表した報告書でも、地域商業や交通網の弱体化によって日常の外出等に不便を感じる高齢者の課題が指摘されている。
習い事やお茶会、慶事といった外出時には、荷物を持っての移動や着付け場所への行き来が体力的な負担となりやすい。両手がふさがることによる転倒への懸念も、きものでの外出をためらう要因のひとつとなっている。
和テイストを取り入れた「ス和ニィ」の提案
スワニーは、独自の湾曲ハンドルやキャスター機構により、重たい荷物を運ぶ負担を軽減するキャリーバッグを展開してきた。「ス和ニィ」シリーズは、同社の設計技術をベースに和を意識した素材やデザインを採用した製品群である。
同シリーズは、和モダン素材を用いた「KANTOU」をはじめ、「KIRYU」「SOUBOKU」、2026年8月発売の「TSUGU」と第4弾まで展開を重ねてきた。同社はこれまでの展開を通じて和装ジャンルの市場性に着目し、和装業界の小売店やバイヤーと直接つながる場として、今回の展示会への初出展を決めたとしている。
展示会概要と企業情報
第17回 東京カジュアルキモノ展の開催概要は以下の通り。
- 会期:2026年9月9日(水)14:00〜17:30、9月10日(木)9:30〜17:30、9月11日(金)9:30〜16:30
- 会場:プラザマーム日本橋 2F(東京都中央区日本橋浜町1-1-12 プラザANSビル)
- 対象:小売店、バイヤー、プレス、その他和装業界関係者(BtoB展示会)
- 出展内容:和シリーズ、他定番商品
株式会社スワニーの概要は以下の通り。
- 所在地:香川県東かがわ市松原981
- 創業:1937年
- 事業内容:キャリーバッグ(スワニーバッグ)、コンパクト車いす(Swany Mini)の企画・製造・販売
本記事は株式会社スワニーの発表をもとに作成。一部データは株式会社矢野経済研究所、厚生労働省、経済産業省の公表資料に基づいています。
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