DIFF.、足型3Dデータから自動設計するパーソナルシューズDIFF.3Dを発売
ミズノからの出向起業スタートアップである株式会社DIFF.は、一人ひとりの足型3Dデータをもとにシューズを自動設計し、3Dプリントで製造するパーソナルシューズ「DIFF.3D」の正式販売を2026年9月1日に開始しました。

同製品は、独自開発のシューズ設計システム「DIFF.ENGINE」を活用し、左右それぞれの足型に合わせた一足を25,000円(税抜)、足型データの確定から約10日で届ける受注生産方式を採用しています。
従来の木型を用いるフルオーダーシューズは、職人の手作業により20万円前後から、完成まで3か月以上を要する例があります(※DIFF.調べ。2026年8月時点で国内オーダーシューズ事業者が公開する情報に基づく)。

DIFF.3Dは、足型スキャナーで取得した3次元データをもとに、独自システムが足長、足幅、甲の高さ、踵周辺の形状、左右差などを考慮して個別設計を行います。その設計データをもとに金型を使わず3Dプリンターで直接製造することで、個別設計と短納期の受注生産を両立させています。
購入後の足型計測から約10日でお届け

DIFF.3Dはサイズを選んで購入するのではなく、購入後に足型を計測して製造を開始します。
足型の計測方法は、大阪市北区の予約制拠点でのスキャン、出張計測、自宅撮影による計測(月間受付数に上限あり)の3種類から選択可能です。足型データ確定後、自動設計と3Dプリント、検品を経て約10日で発送されます。商品到着から14日間の全額返金対応も用意されています。
開発背景と医療従事者への調査結果



DIFF.は、大手メーカーの大量生産モデルでは難しかった「一人ひとりの足に合わせた靴づくり」を目指し、2022年にミズノからの出向起業により設立されました。200回以上の試作や20名によるβ版検証を経て製品化に至っています。

同社が2023年8月に医療従事者100名を対象に実施した調査によると、靴のサイズ不適合が原因で来院した患者を診た経験が「ある」と回答した人は54.0%でした。また、左右の足のサイズ違いによる不適合靴の着用について、74.0%が健康を害する懸念があると回答しています。懸念される影響(複数回答)としては「足に疲労がたまる」(60.8%)、「足の骨の形がゆがむ」(55.4%)、「足裏のアーチが崩れる」(48.6%)などが挙げられました。
今後の展開と製品・企業概要

現在の生産体制は月間80足となっており、需要に応じて設備と体制の拡張を進める方針です。また、自社の設計・製造システムを外部ブランドやデザイナーなどに開放する共創パートナー企業の募集も開始しています。
代表取締役社長の清水雄一氏は、「つくりたいのは、誰もが自分に適した靴を簡単に手に入れられる世の中です」とコメントしています。


製品概要
- 商品名:パーソナルシューズ DIFF.3D
- 販売開始日:2026年9月1日
- 販売価格:25,000円(税抜)/27,500円(税込)
- 素材:TPU(熱可塑性ポリウレタン)
- 製造方法:3Dプリントによる受注生産
- 納期目安:足型データの確定から約10日
- 足型計測方法:拠点スキャン(大阪市北区)、出張計測、自宅撮影
- 返品対応:商品到着から14日間全額返金
※普段履き・ウォーキング用の製品であり、医療機器ではありません。
会社概要
- 会社名:株式会社DIFF.
- 所在地:大阪府大阪市北区天満橋3丁目3番5号 天満インキュベーションラボ302号室
- 代表者:代表取締役社長 清水 雄一
- 設立:2022年10月26日
- 事業内容:パーソナルシューズおよびシューズ設計・製造システムの開発
本記事は株式会社DIFF.の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



