サンシャインシティ、使用済み割り箸を回収・家具へ再生 都内大型施設で初(自社調べ)
株式会社サンシャインシティは、ChopValue Manufacturing Japan株式会社と連携し、2026年9月1日より大型複合施設サンシャインシティ館内で使用済み割り箸を回収し、製品へとアップサイクルする取り組みを開始する。商業施設やオフィスビル、イベントホールなどを含む大型複合施設での常設循環スキームの導入は、都内で初めてとなる(2026年8月時点、同社調べ)。

豊島区から有価物としての見解を取得し資源化へ

日本では年間およそ130億膳(260億本)以上の割り箸が消費され、その多くが可燃ごみとして焼却されている(財務省「普通貿易統計2025年」より算出)。使用済み割り箸は法制度上「廃棄物」として扱われるため民間企業による継続的な回収や再資源化の仕組みづくりに課題があったが、サンシャインシティとChopValue Japanが品質管理や運搬体制などを整理して豊島区へ事前相談を実施した。その結果、2026年6月に同取り組みのスキームにおいて使用済み割り箸を「有価物(資源)」として取り扱うことに問題はないとの見解を得たという。

回収した割り箸は、神奈川県川崎市にあるChopValue Japanのマイクロファクトリーでテーブルなどの家具へアップサイクルされ、再びサンシャインシティ館内で活用される予定となっている。
本格導入に先立ち、2026年7月27日からグループ事務所や従業員休憩室、オフィスワーカー専用ラウンジなど計9か所や納涼盆踊り大会の会場で回収トライアルを実施した。開始1か月となる8月27日時点で竹製約1万1000本、アスペン製約5000本の合計約1万6000本(約43kg)を回収し、CO2排出削減換算で約698kg-CO2eとなった。


トライアルで回収されたアスペン製割り箸は実証用テーブルへ加工され、2026年10月頃にオフィスワーカー専用ラウンジに設置される見込みだ。なお、現在ChopValue Japanが製品化しているのは竹製割り箸を原料とする製品で、アスペン製割り箸を用いた製品は実証段階としている。
9月1日より本格回収を開始、飲食店や池袋エリアへの拡大も目指す
9月1日からの本格回収では、専門店街アルパやスカイレストラン、ALTA内の飲食店5店舗でも分別回収を開始し、順次協力店舗を増やす計画だ。家庭からの持ち込みは受け付けていない。年間で70万本(約1.8トン)の回収を見込んでおり、竹製割り箸は新たな素材へと加工されて館内の什器や小物として活用される。

両社は今後、池袋エリアでの回収機会を広げるとともに、再生された製品を同エリア内で活用していく循環モデルの構築を目指すとしている。
ChopValue Manufacturing Japan代表取締役の山上剛史氏は、サンシャインシティとともに資源循環の世界を実現できることに喜びを示し、池袋から新たな循環の価値を広げていきたいとコメントした。また、サンシャインシティ総務部サステナビリティ推進室長の中山映未氏は、日常の小さな行動が資源循環につながることを実感してほしいと述べ、今後も参加型の取り組みを広げていく姿勢を示した。


サンシャインシティの概要は以下の通り。
- 所在地:東京都豊島区東池袋3-1
- 営業時間:各施設により異なる
- 問い合わせ先:サンシャインシティ総合案内(03-3989-3331)
本記事は株式会社サンシャインシティの発表をもとに作成。割り箸消費量の算出データは財務省「普通貿易統計2025年 品別国別表」による。
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