東京デフリンピック応援隊結成、2025年大会盛り上げ目指す

東京都は、2025年に開催される東京デフリンピックを多くの人々に応援してもらうため、各自治体等のキャラクターによる「東京2025デフリンピック応援隊」を結成すると発表した。応援隊は、各地で大会に向けた気運醸成やデフアスリート(聴覚障害者スポーツ選手)を応援し、大会を盛り上げる役割を担う。

デフ(Deaf)とは、英語で「耳がきこえない」という意味の言葉。すなわちデフリンピックは、聴覚障碍者のための世界規模の総合スポーツ競技大会だ。

都のスポーツ推進大使である「ゆりーと」は、東京2025デフリンピック公式マスコットとして先頭に立って活躍する。ゆりーとは、2013年のスポーツ祭東京のキャラクターとして誕生し、その後も都のスポーツイベント等で幅広く活躍している。デフリンピックでは、大会エンブレムとの統一感を生む桜色のTシャツを着用する。

応援隊には、すでに「ふくしまを応援する『ベコ太郎』」、「静岡県イメージキャラクター ふじっぴー」、「府中市マスコットキャラクター ふちゅこま」、「東京都スポーツ文化事業団マスコットキャラクター SUSIE(スージー)」が参加を表明している。今後も応援隊に参加するキャラクターを募集していく予定だ。

6月29日には、府中市の郷土の森総合体育館で行われるデフリンピックの選手発掘のためのトライアウトにおいて、応援隊の結成式と公式マスコットの任命式が行われる。当日は、上記のキャラクターが駆け付ける予定となっている。

東京都は、応援隊と公式マスコットの活躍により、デフリンピックへの関心を高め、大会を盛り上げていきたい考えだ。デフリンピックは、聴覚障害者のスポーツの祭典であり、inclusiveな社会の実現に向けた重要なイベントである。多くの人々の応援が、選手たちの励みになることだろう。