クラウドサーカス、低価格のAIチャットボット『IZANAI-OpenAI』提供開始

スターティアホールディングス株式会社の連結子会社であるクラウドサーカス株式会社は、2024年6月11日より、AI型チャットボット『IZANAI powered by OpenAI』(以下、IZANAI-OpenAI)の提供を開始すると発表した。

『IZANAI-OpenAI』は、PDFやURLを登録するだけで学習データに基づいた回答を自動生成するAI型のチャットボットだ。コストや人材不足の問題からチャットボットや生成AIの活用を断念してきた中堅・中小企業向けに提案し、生産性の向上と業務効率化の実現を目指す。

近年、生成AIの開発が進み、ビジネスへの活用が広がりつつあるが、中堅・中小企業では、リテラシーやスキル不足、リスクへの対処が課題となっている。そこで、クラウドサーカス社は特別な専門知識が不要で、シンプルな設計の『IZANAI-OpenAI』を開発した。

『IZANAI-OpenAI』は、自社のサービスサイトや商品資料を学習させることで、具体的な質問に自動で回答できる。学習データは全てプライベートのデータベースに格納され、セキュアな運用が可能だ。低価格(36,000円~)で提供するため、これまで導入コストの負担で活用を断念してきた中堅・中小企業も手軽に利用できる。

クラウドサーカス社は2021年6月にシナリオ型のチャットボット『IZANAI』を提供しており、2,400件以上の中堅・中小企業に導入されている(2024年3月末時点)。今回のAI型『IZANAI-OpenAI』の追加により、より手軽にDXや生成AI活用への第一歩を踏み出せるようになり、中小企業の生産性向上と業務効率化の実現を目指す。

同社は、生成AIの活用が人材不足が懸念される日本の中小企業にとって重要な命題であると考えている。AI活用を先導する人材がいなくても、手軽にAI活用に踏み出せることは、同社の掲げる「働くに楽を」の体現であり、サステナブルなビジネス環境の創造につながるとしている。

今後は販売状況や導入企業の声を踏まえ、他サービスとの連携を進め、シームレスなデジタルマーケティング活動の実現を目指すという。

valvix

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