佐藤水産がカミナシ レポートを導入 帳票確認作業時間を8分の1に短縮
現場DXプラットフォームを提供する株式会社カミナシは、海産物の製造・販売を手掛ける佐藤水産株式会社が製造現場の帳票デジタル化に「カミナシ レポート」を導入したと発表した。従来の電子帳票システムで生じていた運用の形骸化を解消し、日報などの確認作業にかかる時間を従来の8分の1に短縮した。記入漏れの激減や遠隔拠点における状況の可視化など、業務効率と品質管理の両面で改善が進んでいる。
現場定着を目指したシステム刷新の背景
佐藤水産は魚の仕入れから加工、販売までを手掛け、年商約6億円の「鮭のルイベ漬け」など約400種類の商品を展開している。製造現場では1日に約100枚の日報や衛生チェックシートが発生し、複数人による確認作業に1週間以上を要することがあった。
数年前に電子帳票システムを導入してペーパーレス化を進めたものの、現場への浸透が進まず、記録の形骸化や監査対応への懸念といった課題が生じていた。そこで2度目のシステム選定では従業員が実際に使える操作性を重視し、カミナシ レポートの導入に至った。
同システムを千歳工場を含む3つの工場で活用した結果、以下の成果が得られている。
- 一括承認機能による確認時間の短縮:異常値や未入力が自動で可視化され、問題のない帳票を一括承認できるようになったことで、日報確認のための残業が大幅に削減された。
- 記入漏れの削減と記録の信頼性向上:スマートフォンによるシンプルな操作性で入力負担を軽減した。温度管理や刃物点検を写真で記録することで、改ざん防止や作業手順のマニュアルとしても機能している。
- 遠隔拠点の進捗把握と自己管理能力の向上:現地に赴くことなく離れた拠点の進捗をリアルタイムに確認可能となった。業務への記録定着により、従業員が時間を逆算して行動するなど自己管理能力の向上にもつながっている。
今後の展望と海外展開
佐藤水産は今後、海外流通を担う部署を強化し、輸出向けの商品開発および販売を推進する方針を掲げている。輸出の進展に伴い、食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC 22000」の取得も視野に入れており、写真による記録体制を取引先への安全性証明としても活用していく見込みとしている。
カミナシ レポートは、現場業務の標準化と品質向上を支援する電子帳票システムで、2020年6月の提供開始以来、17,000以上の現場で導入されている。
- 社名:株式会社カミナシ
- 所在地:東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル3F
- 代表者:代表取締役 執行役員 CEO 諸岡 裕人
- 設立:2016年12月
- 事業内容:現場DXプラットフォーム「カミナシ」シリーズの開発・提供
- URL:https://corp.kaminashi.jp

本記事は株式会社カミナシの発表をもとに作成。
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