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調理師学校の入学者数が昨年度に続き増加 留学生は2割増の423人 全調協調査

公益社団法人全国調理師養成施設協会は、全国の調理師養成施設を対象に実施した2026年度「調理師養成施設入学者・留学生実態調査」の結果を発表した。コロナ禍以降減少していた調理師学校の入学者数は昨年度に引き続き増加し、落ち込みから回復傾向を示している。留学生の入学者総数も昨年度から増加して423人となり、前年度比で2割増となった。

入学者数は昨年度に続き増加

調理師学校の入学者数は、就学人口の低下に伴い減少傾向にあったものの、昨年度に続き今年度も増加した。同協会は、コロナ禍で落ち込んだ状況からは回復したといえる数字になったとしている。一方で、インバウンド需要の高まりなどにより現場での調理師需要が高まるなか、飲食業界における調理師不足が懸念されている。

留学生数は423人に回復、出身国は30カ国・地域に広がる

留学生の入学者総数は昨年度から2割増の423人となった。過去最多だった2020年度の564人には及ばないものの、出身国・地域はアジア圏を中心に30カ国・地域に広がっている。上位4カ国では中国と韓国が変わらない一方、ミャンマーやネパールなど漢字圏以外の国からの留学生が増加している。

留学生数が完全には回復しきらない背景として、同協会はコロナ禍による入国制限の後遺症、政府による在留資格(ビザ)審査の厳格化、円安による日本での就労魅力の低下などを挙げている。また、2026年3月より外食業分野における特定技能1号が原則停止されたことによる今後の影響も懸念されている。

2年制以上の在籍が3分の2、専攻は日本料理が過半数

留学生の在籍課程をみると、1年制に対して2年制以上の課程に約2倍の人数が在籍しており、全体の3分の2を占めた。より専門的な調理技術の習得を目指す傾向がみられる。

前年度に入学した留学生が専攻する専門料理部門の調査では、専攻課程がある留学生のうち5割以上が日本料理を選択した。日本料理の専攻割合は以前の7割からは減少傾向にあり、専門料理部門を専攻しない留学生の割合も以前と比べて増えている。

調査概要

  • 調査名:2026年度「調理師養成施設入学者・留学生実態調査」
  • 調査期間:2026年5月12日~5月31日
  • 調査対象:全調理師養成施設259校(内257校より回答、回答率99.2%)
  • 実施主体:公益社団法人 全国調理師養成施設協会(会長:中川純一、所在地:東京都渋谷区)

本記事は公益社団法人 全国調理師養成施設協会の発表をもとに作成

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