リンベル、AI Shiftの音声AIを導入 カタログギフトの電話注文を自動化
株式会社AI Shiftは、提供する音声AIエージェント「AI Worker VoiceAgent」がリンベル株式会社に導入されたと発表した。カタログギフトの電話注文受付を自動化し、受付完了後の注文データを基幹システムへ連携することで、発送準備まで人手を介さずに進められる体制を整えた。
導入の背景と音声認識精度の向上
カタログギフトの注文受付では従来、カタログ同封の注文用ハガキの受け取りから内容の読み取り、基幹システムへの登録に至るまで多くの工程があり、人手に依存していた。リンベルはこの一連の工程を電話での自動受付に置き換え、注文情報を基幹システムへ引き渡す仕組みを構想し、2025年に「AI Worker VoiceAgent」を導入した。
運用を進めるなかで、商品番号や住所などアルファベットと数字が混在する情報を正確に聞き取る音声認識精度が課題となり、従来の認識基盤では誤りが発生して受付完了率が伸び悩んでいた。これに対しAI Shiftは、2025年4月に同エージェントの基盤をコールセンター向けAIエージェントとして大幅に刷新した。生成AIとの連携強化により対話品質を高めた結果、刷新後はアルファベットを含む注文情報の認識率が約100%まで向上し、桁数の多い数字も一度で聞き取れるようになったとしている。
電話注文受付から発送準備までの自動化フロー
今回の取り組みでは、電話注文から発送準備までのプロセスが次のように自動化されている。
- 電話注文を「AI Worker VoiceAgent」が受け付け、商品番号やお届け先などの注文情報を聞き取る
- 受付完了後、注文情報をCSVデータとして出力し、リンベルの基幹システムへ格納する
- 格納されたCSVデータを発送システムが取り込み、発送準備まで自動で進める
この連携により、注文受付から発送準備までが一連の処理としてつながり、従来人手で行っていた注文情報の転記作業が不要になった。
今後の展開
AI Shiftは、今回の取り組みで得られた知見をもとに、リンベルにおける他業務への「AI Worker VoiceAgent」展開を支援する方針だ。あわせて、カタログ自体の発注業務への適用拡大にも取り組み、電話応対を起点とした業務プロセス全体の自動化への貢献を目指すとしている。
AI Shift 会社概要
- 社名:株式会社AI Shift(株式会社サイバーエージェント 100%子会社)
- 設立:2019年
- 代表者:代表取締役社長 米山結人
- 本社所在地:東京都渋谷区
- 主な事業内容:AIプロダクト開発、AIエージェント構築プラットフォーム「AI Worker」の提供および構築支援、生成AIリスキリング・生成AIコンサルティングの提供など
本記事は株式会社AI Shiftの発表をもとに作成。
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