ホンダの歴史的レーサーRC173が英オークションに出品へ 予想最高2億円
1966年のロードレース世界選手権350ccクラスでマイク・ヘイルウッド選手を年間王座に導いたホンダのワークスマシン「RC173」が、英国のオークションに出品される。英競売会社アイコニック・オークショニアーズが主催する「アイコニック・モーターサイクル・セール」で取引される予定だ。落札予想価格は75万ポンドから95万ポンド(約1億6千万円から約2億円)とされている。
6勝を挙げ世界タイトルを獲得したワークスマシン
RC173は、ヘイルウッド選手の350ccクラス参戦に向けてホンダが特別に製作したファクトリーレーサーである。1966年シーズン、ヘイルウッド選手は4気筒の同車を駆り、西ドイツ、フランス、オランダ、チェコ、フィンランド、アルスターの各グランプリで優勝した。ファステストラップを記録しながら、MVアグスタのジャコモ・アゴスティーニ選手らを抑えてライダータイトルを獲得した。
シーズン終了後もマシンはヘイルウッド選手の手元に置かれ、1967年には招待レースにも出走した。その後はウィートクロフト・ドニントン・コレクションに展示されていたが、1997年にヘイルウッド家がオークションへ出品し、現在の所有者へと引き継がれた。
走行可能な状態を維持し当時の部品も付属


本車両は走行可能な状態に整備されており、2005年には栃木県芳賀郡茂木町のホンダコレクションホールに貸し出され、ホンダによるシャシーとエンジンのオーバーホールが実施された。2006年6月に英国へ戻った際も、エンジンナンバーとフレームナンバーは当時の状態を保っている。
現在も走行可能なコンディションが保たれており、車両本体のほか、各種専用工具、当時のキャブレタージェット一式、当時のスタンド、ホンダが製作した保管用スタンド、アクリルシートのディスプレイサイン、バイクカバー、スクリーンカバーが付属する。
同社のモーターサイクルマネージャーであるマーク・ブライアン氏は、ヘイルウッド選手が世界選手権を制したマシンであり、同選手を語る上で欠かせない歴史的な1台であると述べている。
オークションは、NECクラシック・モーター・ショー会場内で開催されるアイコニック・モーターサイクル・セールにて実施される。開催日は11月15日(日)と告知されている(一部案内では2026年11月15日表記)。入札には公式サイトでの事前登録が必要となる。
アイコニック・オークショニアーズの概要は以下の通り。
- 設立:2011年(シルバーストーン・オークションズとして設立、2023年8月に現社名へ変更)
- 取扱品目:クラシックカー、競技用車両、スーパーカー、コレクターズカー、歴史的価値のある二輪車など
- 累計実績:150回以上のオークション開催、1万2千台以上の販売実績、総売上高4億ポンド(約864億円)超
- 2025年実績:自動車販売額3千4百90万ポンド(約75億3千万円)、29の世界記録と4つの英国記録を樹立
本記事はアイコニック・オークショニアーズの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



