FPTと日本精機、車載ソフト開発で提携強化 ポーランド組織承継
FPTジャパンホールディングスと日本精機は、車載製品関連ソフトウェアなどの設計・開発業務における協業強化に向け、業務提携基本契約を締結しました。あわせて、日本精機グループのNippon Seiki (Europe) B.V.(NSEU)とFPTグループ傘下のFPT Poland Sp. z o.o.が、2026年9月1日付で事業譲渡契約を締結しました。両社はこれまで日本とベトナムを中心に進めてきた協業体制を欧州へ拡大し、開発・運用体制の強化と車載ソフトウェアの品質向上を目指します。

欧州への協業拡大と組織承継
両社は2023年7月に戦略的協業に関するMOUを締結し、ベトナムのハノイおよびダナンに設立した大規模オフショア開発センター(ODC)を通じて車載領域での協業を推進してきました。
今回の提携強化では、NSEUがポーランドで培ってきた設計・開発組織を、ポーランド・グダニスクに設立されたFPT Polandが承継します。移行期間中は既存サービスの安定的な継続と品質維持を最優先とし、欧州における開発リソースと顧客対応力を高める計画です。
提携における主な連携領域
両社は今後、以下の領域を中心に連携を進めるとしています。
- ヘッドアップディスプレイ(HUD)製品および組込みソフトウェア開発、システム設計、検証・品質保証領域での協力拡大
- 設計から開発、テストまでを含む自動車向けソフトウェアの開発エンジニアリング体制強化
- 新たなソフトウェアソリューションやデジタルプラットフォームの共同開発
- 将来的な共同事業や新事業モデルの検討を含むパートナーシップの発展
- NSEUのポーランド組織の承継を通じた欧州地域での開発体制強化と継続的なサービス提供
SDV時代に向けたグローバル体制の構築
日本精機はSDV(Software Defined Vehicle)時代を見据えてソフトウェア領域の研究開発や人材育成を強化しており、FPTはAIやクラウド、車載システム開発などの技術を提供しています。日本精機の永野恵一代表取締役社長は、日本やベトナムに加えて欧州へと協業を広げ、新たな価値創出につなげたい旨をコメントしています。また、FPT側も運用や品質管理の標準化を進め、安定性とスピードを両立したサービスを提供する方針を示しています。
会社概要
**FPT Poland Sp. z o.o.**
- 所在地:ポーランド・グダニスク
- 設立日:2026年7月22日
- 代表者:Ta Tran Minh(Managing Director / Legal Representative)
- 資本金:4,000,000ポーランドズロチ(PLN)
- 出資比率:FPT Japan Holdings Co., Ltd 99.9975%、FPT Software Japan Co., Ltd 0.0025%
- 主な事業内容:自動車向けソフトウェア開発、組込みソフトウェアエンジニアリング、システム設計、検証・品質保証、エンジニアリングコンサルティング等
**日本精機株式会社**
- 本社所在地:新潟県長岡市東蔵王2丁目2-34
- 代表者:代表取締役社長 永野 恵一
- 事業内容:車載部品(メーター、ヘッドアップディスプレイ等)、空調・OA機器パネル等の開発・製造、サービス関連事業
- URL:https://www.nippon-seiki.co.jp/
**FPTジャパンホールディングス株式会社**
- 本社所在地:東京都港区三田3丁目5−19 住友不動産東京三田ガーデンタワー33階
- 代表者:代表取締役社長 ド・ヴァン・カック(Do Van Khac)
- 事業内容:ICTソリューションの提供(RPA、ブロックチェーン、AI、クラウド、ERP、ビッグデータ分析など)
- URL:https://fptsoftware.jp
本記事はFPTジャパンホールディングス株式会社および日本精機株式会社の発表をもとに作成。
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