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後継者の86.7%が現経営者とギャップ実感 青山財産ネットワークス調査

財産コンサルティングを手がける株式会社青山財産ネットワークスは、全国の企業後継者候補412名を対象に実施した事業承継に関する実態調査の結果を公表した。承継について現経営者と話し合った経験を持つ割合が約9割に達する一方、86.7%が現経営者との間に何らかのギャップを感じていることが明らかになった。また、後継者の71.6%が承継意向を示したものの、その過半数は条件付きでの引き継ぎを望んでいる実態が浮き彫りとなっている。

承継時期や経営方針で現経営者との認識差が浮き彫りに

調査によると、承継に関する事項については全体の約9割が何らかの共有を行っており、承継時期や条件などについても8割超が具体的な共有を行っていた。しかし、現経営者との間に何らかのギャップを感じている後継者は86.7%にのぼり、対話の機会が必ずしも認識の一致につながっていない状況がうかがえる。

認識差の内容としては、「承継時期に関するギャップ」(44.4%)が最も多く、次いで「経営方針に関するギャップ」(43.9%)、「財産分配に関するギャップ」(39.8%)が上位となった。承継の意思だけでなく、時期や経営の方向性、財産の引き継ぎ方といった重要論点で認識のずれが生じている。

承継意向は7割超も過半数は条件付き 資産・心理面で多岐にわたる不安

後継者の71.6%が事業を「承継したい」と回答した。内訳は「積極的に承継したい」が19.7%にとどまり、「条件が整えば承継したい」が51.9%と過半数を占めた。「あまり承継したくない」「絶対に承継したくない」の合計は7.8%だった。承継の方向性別では、親族から承継する後継者の承継意向が72.8%だったのに対し、親族以外から承継する後継者では63.5%となった。

また、抱えている不安や課題については、財産領域で94.9%、非財産領域で95.9%が何らかの課題を挙げた。財産領域では「個人資産の管理・運用・保全への不安」(51.2%)や「創業家間の財産分配・公平性への不安」(45.1%)が上位となった。非財産領域では「経営者としての責任や精神的負担」(38.1%)、「自分の経営能力や適性への不安」(36.9%)、「社内の承継準備不足」(34.5%)、「現経営者の想いや理念の理解不足」(34.2%)が並び、資産・経営・心理面にまたがる課題を抱えている様子が示された。

なお、承継したくないと回答した32名に理由を尋ねたところ、「自分のライフプランと両立しにくいから」(37.5%)が最多で、「創業家や関係者との人間関係に不安があるから」(31.3%)が続いた。

約7割が第三者サポートを希望 情報収集源は立場により差異

専門家など第三者による外部サポートについては、全体の69.9%が「必要だと思う」「やや必要だと思う」と回答した。属性別では親族承継で72.2%、親族以外からの承継で53.8%となっている。

事業承継に関する情報収集源には立場による違いが見られ、親族から承継する後継者は「経営者(創業家の親族)との会話」(36.9%)が最多だったのに対し、親族以外から承継する後継者では「X(旧Twitter)」(30.8%)が最多となった。

青山財産ネットワークスは、事業承継においては対話の機会を設けるだけでなく、何をどの順番で整理し合意形成につなげていくかというプロセスそのものが重要であるとしている。

調査概要

  • 調査方法:インターネットリサーチ(マクロミルモニタ利用)
  • 調査期間:2025年12月19日〜12月23日
  • 調査対象:全国の20歳以上の男女・従業員50名以上の企業後継者候補
  • 有効回答数:412サンプル

会社概要

株式会社青山財産ネットワークス

  • 代表者:代表取締役社長 蓮見 正純
  • 所在地:東京都港区赤坂8丁目4番14号 青山タワープレイス3階
  • 設立:1991年9月17日
  • 資本金:12億7,683万円(2026年6月30日現在)
  • 事業内容:財産コンサルティング、事業承継コンサルティング、不動産ソリューションコンサルティング
  • URL:https://www.azn.co.jp/

本記事は株式会社青山財産ネットワークスの発表をもとに作成しています。

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